クラス全体、保育者、保護者。あらゆるケアが充実!考えて行動する力が身につく!シチュエーションカード付き。
砂漠に墜落し燃え上がる飛行機から生き延びた男は顔も名前も失い、廃墟のごとき屋敷に辿り着いた。世界からとり残されたような場所へ、ひとりまたひとりと訪れる、戦争の傷を抱えたひとびと。それぞれの哀しみが語られるとともに、男の秘密もまたゆるやかに、しかし抗いがたい必然性をもって解かれてゆくー英国最高の文学賞、ブッカー賞五十年の歴史の頂点に輝く至上の長編小説。
自由奔放で、規範に囚われず、気ままな放浪生活を送る若者たち。19世紀前半パリで誕生し、その後一世紀にわたり文学と芸術の領域で大きな意義を有した彼らの美学、思想、習俗を浮き彫りにする。
国際秩序とルール・規範の崩壊によって地政学的危機と地経学的危機のマグマが共振しながら噴出する「危機の二十年」。武力紛争を回避するためには地政学を学び、米中対立の時代を乗り切るためには地経学で考えなければならない。そのリテラシーを磨くための一冊。
なぜ軍部は人命を軽視し、無謀な作戦を強行したのかー。素朴な疑問の答えを求める著者の長い旅は、半世紀に及んだ。急造の帝国主義国家に内在する矛盾と歪み、地下水脈化した思想に着目し、今も日本社会に流れるエネルギーの正体に迫る!
日本史を語らせたら当代一!磯田道史が各界の「達人」を招き、歴史のウラオモテを縦横に語り尽くす。最新科学で探る日本人の起源、歴史上のリーダーたちの品定め、弥生式土器を自作した少年時代を語った「『磯田道史』ができるまで」など、歴史好きなら参加したくなる歴史談義。
「台湾有事は2027年までに起きる」。米軍司令官の発言を機に、日本でも台湾有事論が過熱している。中国は本当に台湾に武力侵攻するのか?日本は戦争に巻き込まれてしまうのか?日本初の軍事アナリストである著者が、中国人民解放軍の実力を徹底解剖、数々の疑問や誤解に答える。
「論壇」「文壇」とは何か。日本において「批評」はいかにして可能か。膨大な量の文献を読み込み、言論を支えてきたメディア構造の生成過程をさかのぼる。圧倒的な熱量を持った、気鋭の批評家の鮮烈なデビュー作が、全面的な改稿を施され、「定本」として再生する。
「一九九八年一一月。岩波書店の『広辞苑第五版』に「目が点になる」が載ったとき、僕の仲間たちは一時騒然とした」。この事件がご縁の自伝的エッセイ集。「家族・故郷・ご先祖様」「友・仲間・恩人」「歴史・土地・希望」「本・音楽・映画」。時に爆笑、時に涙の三題噺二七話。大切な人との思い出話や次世代への期待、平和への思いに温かな人柄とユーモアが、紡ぐ言葉にセンスが光る。多芸多才の秘密も見えてくる。
大学を卒業したばかりの塚森美沙は、友人たちと田舎の古民家でシェア生活を送ることに。心機一転、新たな我が家を探索をしていると古びた土蔵の中で不可思議なドアを見つけてしまい…?扉の向こうに広がるのは、うっすらと光る洞窟ーなんとそこはダンジョンだった!!ダンジョンで獲得したスキルのおかげで貧乏生活も乗り越えられる!?魔法を駆使して悠々自適なスローライフを満喫!可愛いニャンコやスライムを仲間に加え、男女四人の食い気はあるが色気は皆無な古民家シェアハウスの物語が始まる。
死闘の果てに強敵を退け、タリアン領を攻略したロルフたち。次に向かう戦場は霊峰ドゥ・ツェリン。ヨナ教団の重要拠点である。その地には、教団の私兵集団、済生軍が居た。加えて王国からはティセリウス率いる第一騎士団、さらには次いで強力な第二騎士団までもが投入される。霧が立ち込める神の山を舞台に、過去最大の戦いが始まるのだったー。敵と味方の夥しい血が流されていく戦場で、ロルフは漆黒の剣を振るう。彼の前に次々と立ちはだかる、未曽有の強者。だが彼もまた、一人ではなかった。新たに挙兵した魔族の仲間たち。理不尽へ反抗するべく蜂起した、王国の反体制派。そしてロルフを信じる友。志を同じくする者たちは集い、そして戦う。世界を変えるために。「必ず帰って来る」隣に並ぶ戦友と共に、信じる道を切り拓くー!圧倒的人気のWEBファンタジー、覚悟と運命の第五巻!
街の派遣所から王城の給仕係として派遣された、元男爵令嬢のリディ。お給金ぶんはきちんと働くが、「地味で目立たずほどほどに手を抜く」のが信条だ。しかしある日、隠していた語学力が外交官である侯爵・レオンハルトに見抜かれ、直接雇用で彼の仕事を手伝うことになる。追加の報酬に惹かれて始めた兼業生活だが、同僚からの嫉妬やトラブルが降りかかり、リディの日々は平穏とは程遠いものに。ピンチのたびに駆けつけ、助けてくれるのはいつもレオンハルト。彼に感謝はするものの、注がれる甘い視線の意味にはまったく気づかずー!?