モラルコードを持つ贋作者VS.権威ある(欲ばりの)専門家・画商。コロー、マネ、ティエーポロ、ブリューゲル…。彼がルーヴル、メトロポリタン、大英博物館に送り込んだ“名画”はホンモノかニセモノか。少年院を出てロイヤルアカデミー留学生、それから世界の美術市場を震撼した贋作者となった男の愉快な回顧と芸術論議。
創刊100年の歴史をもち、米国のビジネス五大誌の一つとして知られる『サクセス・マガジン』。本書は、その『サクセス・マガジン』に登場した世界的に知られる成功者12人のサクセスストーリーを編集したものだ。読み終わった君は、あの成功者が、スタート地点では今の君と同じであったことに気づくはずだ。そしてきっと、12人の成功者のなかの誰かになっていることだろう。「ボクは絶対に○○○○○○○になってやる!」そう信じて、その人物に憧れ、目指してほしい。13人目の成功者は、まさしく君なのだ。
キヨ子を、突然、ガンが襲う。より良い療法を求めて病院を出る妹に、家族を残して介護する姉・佐智子。姉妹の最後の旅が始まったー。傑作『熊谷突撃商店』感動の完結編。
新たに発見された日記には何が書かれていたか、そして隠れ家を密告したのは誰か?多数の関係者を徹底取材し「伝説の少女」アンネ・フランクの全貌に迫る世界的話題作。
なにげない夫婦と子どもの幸せな光景の背後に忍び寄る得体の知れぬ不安と戦きを衝いた短篇小説「眼の皮膚」。ふと外へ歩きだした団地住まいの妻がサーカスを見ての帰り若者に誘われた白昼夢的な現実「象のいないサーカス」。日常誰もが心の裡に抱え込んでしまった、平凡な現代人を理由もなく突発的に襲う空虚感や精神の崩れを描いて、先駆的都市小説となった筆者の六十年代の代表作六篇。
この本は、たくさんの人が、好きな曲をあなたらしく自由に弾けるようになれたらと思ってまとめました。耳で慣れる、指で慣れる、そのくり返しでいつか1曲弾けるようになるはずです。本書がレッスンのスタートです。
本書では、実用的なサンプルプログラムを豊富に用いて、最新ANSI C++の言語機能とオブジェクト指向に基づく実装テクニックをあますところなく詳細に解説します。
白人と黒人の壁を打ち破る新しい音楽によってアメリカ文化を根底から変えたエルヴィス・プレスリー。突然あらわれ、突然消えた男の42年の生涯は何に捧げられたものだったのだろうか。
本書は、異国の街を自由に歩こうとする方のために、実用と現場主義をコンセプトに作られたもの。旅の場面で使える英語表現はもとより、現地で役立つ生きた情報やアドバイスを豊富に載せ、言葉とインフォメーションの両サイドから、旅する人をサポートしている。
今や私たちの意識にすっかり根づいた象徴天皇制だが、戦後GHQによって押しつけられただけで、これほど定着するはずがない。その源流は歴史の中にあるのだ。古代から戦後に至る天皇家の続き方を考証して象徴化の道筋を探り、それがこの国の民族と風土に最もふさわしい制度であったことを明かす本書は、皇位継承をめぐる今日的な関心をはらみながら、歴史を読む楽しさを満喫させてくれる。
大望遠鏡「すばる」に賭けた夢ー。「宇宙を見通す眼」を、ハワイのマウナケア山頂に造りたい!その構想から予算折衝、制度改革のために奔走すること二十年。研究者としての情熱と家族に支えられて、至難の国際プロジェクトを成しとげた現職国立天文台長が綴る「すばる」誕生までの物語。
娘の千とせとともに、実家の本陣・汐見家で恋しい清次郎と結ばれる日を待つお美也だが、清次郎は藩主の口添えで他家の養子となり、二人の縁は遠のいていく。たとえ生涯結ばれることがなくても、清次郎を信じて生きていくと心に誓うお美也…。運命の荒波に抗い、幸福を模索する女の人生を細やかな筆致で描く会心作。
日本の戦争と侵略による苛酷な時代に、在日朝鮮人作家の先駆となり、多くの傑作を残し逝った金史良の代表作九篇。1914年(大正3年)、朝鮮・平壌(現・ピョンヤン)に生まれ、渡日して旧制佐賀高校、東京帝大に学び、同人誌に執筆。少年と南先生の心の交流を描く「光の中に」で評価を得、鋭い風刺の力業「天馬」他を書き、弾圧を避け戦時下に帰国。後、朝鮮戦争で人民軍に加わり、戦病死。幻の名作群の甦り。
世界初!国際人のための教養書。正式な食事や茶会を催すとき、招待されたとき必読。現代の社交界に通じる伝統の食卓を集大成。フランス・エリゼ宮殿の晩餐、イギリス・貴族の晩餐と茶会、イタリア・メディチ家の晩餐、その他、ヨーロッパ一流のレストランから駐日フランス大使の晩餐、トップレディのおもてなしまで、著者自身の広い交際の中から生まれた今いちばん新しい生活芸術の書。
秘蔵写真初公開。向田邦子の原点がここにある。ファッション、仕事、家族、恋愛…。