移り住んだ鎌倉の風物、様々な交遊と若き日の回想、旅での逸話の数々、愛すべき酒と書物…。自作をはじめ、数多くの詩の引用を導きとして、詩人をとりまく日常を、四季を通じて描いたエッセイ四十二篇。ユーモア溢れる各篇から、戦後詩を切り拓き、常に詩の最前線で活躍し続けた著者の、円熟した詩想と自由なる精神が漂う珠玉の随筆集。読書の悦びを満喫する一冊。
西洋音楽の歴史と日本音楽・アジアの音楽の歴史を見開きに配置して比較対照できるようにした音楽年表。
本書は、ふだんのおつきあいと、招かれた側と招く側に分けた冠婚葬祭の作法を、イラストや写真を使ってわかりやすく解説している。服装や所作など基本のこと、どのような作法があるかの項目一覧、当日までのスケジュール、前日にチェックすることの4つに分けて、タイムスケジュール方式にすることで、段取りよく当日を迎えることができる。前日はもちろんのこと、当日の所作も時間を追いながらストーリーのように解説している。
「行蔵は我に存す、毀誉は他人の主張」-元幕臣が新政府で名利を得るとは、と福沢諭吉に非難された勝海舟が答えた言葉。行蔵とは出処進退の意である。世の称賛も悪口も我関せず、自らの信ずる道を歩んだ、二十世紀の一〇二人。生きる意味を教える、と中学生をさとした会津八一。政党は腐敗せず人民は安楽せず、と皮肉った山崎今朝弥。思うことが言える世の中なら何も言うことがない、と言った正木ひろし。痛快極まる彼らの生涯と寸言。
「空白の明治」の中にあり、その素晴らしさのみが語り継がれてきた真葛。父、長造から初代香山、そして四代までの作品、三〇〇余点を収録。その全貌が初めてここに姿を現す-。
パワー、スピード、スタミナ、集中力すべてをアップ。
各業界トップクラス20社の指南役!企業危機管理のプロが教える究極の「お詫び術」。
芸術は、はたして社会を超越した特権的な領域なのだろうか?芸術システムにこそ「社会的なもの」の特質を見いだし、他の諸システムと比較可能なレベルで「芸術」を読む。
大人でなければ似合わない店がある。稀代のグルマンが厳選した「真正なる」料理人の店49。
魂を揺さぶる静謐な哀しみ。震災で両親を亡くした少年との出会いが、家庭を失った女性の傷心を癒す。
ブルターニュ…ポン・タヴェン…ゴーガン…パリと珠玉の地方都市を巡り、フランス芸術を味わいつくす書。