活況を呈する歴史・時代小説界。巨匠が、個性派が、持ち味を出し切って描いた傑作を収録。変わらぬロマンと人情の機微に酔いしれる厳選アンソロジー。15作品、15作家収録。
本書は、TOEIC TEST問題を解いて、答え合わせをして、はいOK!というのではなく、その答えがなぜ正しいのか、心底から納得できる解説本をめざしました。その目的にしたがって、「新TOEIC TEST模試×3回」&「英文法問題900選講義」の二部構成となっています。皆さんは、TOEIC模試からダイレクトに入るもよし、「900選講義」を一通り読んでから入るもよし、どちらから入っても到達点は同じです。TOEIC模試から入った場合でも、要点をさらに深く説明する「900選講義」へとスムーズに発展学習ができるように構成されています。
恋ゆえに憎しみの淵に沈む女が蛇体に変身ー。幻想文芸に花開く「女が蛇になる物語」はどのように生まれ、物語の世界へと変貌していったのだろうか。古代・中世の仏教説話にみえた女人が蛇に変身する表象は、やがて近世の小説・演劇のなかで様式化されながら、怪異な恋物語へと創り変えられていく。好色と怪異の絶妙なコラボレーション。その足跡を追い求め、江戸怪談が描き出した、一途な執念が生む“恋の魔境”へと読者を誘う。
仙台出身のシンガー・ソングライターのデビュー・シングル。本人が作詞を手掛けた本作は、アニメ『機動戦士ガンダムSEED C.E.73-STARGANZER-』のテーマ曲となっている。
兄妹のようにして育った二人。ジャッキー・チェンを崇拝し、自分もアクション俳優兼監督になりたいジファン、そして、度胸がないのに幼いときから女優になりたかったダルレ。大学生となり、それぞれに恋人もでき、夢の実現への一歩手前まで来たとき、悲劇が襲う…。クォン・サンウ、キム・ハヌル主演映画のノベライズ。
『言葉と物』への大きな反響を受け、フーコーは「言表」「言説編成体」など理論の中核となる諸概念を精緻化させていく。ディスクール分析を通し、「考古学(アルケオロジー)」の方法論もさらに緻密なものへと研ぎ澄まされる。コレクション第3巻「言説・表象」は、『言葉と物』の第一章・第二章となる「侍女たち」「世界の散文」や英語版への「序文」をはじめ、記号の戯れを読みとく傑作「これはパイプではない」、鮮やかなドゥルーズ論「劇場としての哲学」などを収録する。
科学的方法論ははたして無謬の塔なのか。近代科学は批判を許さぬ強固な基盤の上にあると信じられ、科学的手法で検証不能なものはすべて欺瞞であり詐術であると見なされてきた。本書ではESP(超感覚的知覚)・PK(念動)等の通常科学的常識から否定される現象をとりあげ、量子力学創出以降さまざまな形で提案されてきた理論上の工夫が、ともすれば正統科学の方法論と意識に対する挑戦になっていることを、それと重ね合わせることによって、現代科学に逆照射の光をあて、「科学的思考」を立体的に浮かび上がらせる。
法名を筆名とした国文学・民俗学者の折口信夫(歌人・詩人の釋迢空)が秘していたもの、自ら葬り去ったこととは何か。虚と実、学問と創作、短詩型と自由詩の狭間に生きた折口の難問とは。日本の近代と格闘した巨人の謎多き生涯を、その歌と小説にしかと向き合い、史料の発掘と確かな精読で描き出す渾身の評伝。毎日出版文化賞受賞作。