ヒルベルトを数学の父に、フッサールを哲学の母にもったワイルは、数学の詩人とも呼ばれ、思索力と表現力において他の追随を許さなかった。その卓越した力量は、一般相対性理論によってドラスティックに変革された空間・時間・物質の関係をみごとに統一的に叙述し、理論生みの親アインシュタイン以上にその本質を描ききったとも評された。本書は、その思考過程や縦横に展開された思索の深さを学ぶための最良のテキストとして評価が高い。翻訳は難解な原著をよく咀嚼し、懇切にその叙述が補われていることでも知られ、理論をめざす学生への格好の贈り物となっている。
公共空間や社会制度、インフラストラクチャーやプロジェクトの計画に携わる、態度行動変容、公共政策、コミュニティ・デザイン、リスクマネジメント、土木史の各分野から、気鋭の実践派研究者が集まり、転換に必要な視点と具体的事例を提示し、景観の名の下に地域資産としてのインフラストラクチャーの可能性を展望。
ミーン、ミーン、ミーン、今夏、初めてのセミが鳴き始めた。僕たちの夏も終わりを告げた。御園達哉。野球への情熱は誰にも負けない。彼は真のエースだ。
アメリカによる日本の格差社会化、教育・医療・農業破壊はここまで進んでいる-安倍政権の正体と危険性を徹底的に糾弾。
初心者でも大丈夫。1日10分、太極拳の14の型で体の中からキレイになれる。
変化に富む日本の四季。「暑し」だけではなく「涼し」という夏の季語もあります。立夏から少し汗ばむ程度の薄暑、風薫る季節、やがて梅雨を経て本格的な暑さに。氷菓を食べたり、避暑へ出かけたりの楽しみも。寝苦しい短夜、ほのかな香水、太陽に向かって咲く向日葵。いつしか夜には秋のような涼しさを感じ始め、夏の終わりへと近づく…。古典から息づく季語のほか、近代になって生まれた季語もたくさんある季節です。
自民党はいやだが、民主党は頼りない。そんな人は、この本を読んで下さい。現代の日本の問題と、その解決の新しい方法がすっきりとわかります。
かつて鉱山採掘は修験者の経営するところであった。彼らは水源地を掌握し、太陽の運行を熟知し、金山の光明を背景に「護摩の灰」の霊力をもって民衆に臨んだ山の神の代官であった-「文献史料がないところにも歴史は存在する」という信念のもと、著者は残存文書の解読に挑み、地を這うような現地調査を組織する。中世以前の日本で、山や川辺に住む多くの非農業民は、いかに生き、やがてどのような運命をたどったのか。伝承に秘められた歴史の真実とは。民俗学、地理学、考古学をとり入れ、社会経済史、宗教史を綜合し、後の新しい歴史学の展開を用意した記念碑的著作。
著者は昭和初期のナショナリズムを軍国主義と一体とみる戦後の進歩思想の流れのなかで、かつて自分をとらえたナショナリズムの意味を考えつづけた。彼は昭和維新思想の起源を、明治の国家主義が帝国主義に転じたとき青年の心に広がった不安と疎外感のなかにみる。この不安を手掛かりに、日々市民に向かって桃太郎主義を訴えた赤児のように純真な渥美勝を始めとして、高山樗牛、石川啄木、北一輝ら、戦後進歩思想が切りすてた不能率かつ温かい心情をもった人々の系譜を掘り下げ、昭和維新思想を近代日本精神史の中に位置づける。
たったひとりの息子が初めて綴ったファミリーの真実。
波乱の生い立ちによる葛藤やコンプレックスを抱えながらも、各種セミナー・ワークショップに参加。それらや自身の体験を通し、「意識」の力に激変の社会や地球を甦らせる希望を見出した著者が示す「未来への指針」。
昭和の日本を代表する喜劇舞台役者・藤山寛美の名舞台を収めるシリーズ。松竹新喜劇のスターとして活躍し、阿呆役を演じれば天下一品と評された彼の演技が心ゆくまで満喫できる。