日本とアメリカを等距離で見つめつづけた希有の知識人が、日本への深い愛情と理解はいずこより来たかを外交秘話をまじえて率直に語る。はじめて聞く外交秘話とこまやかな日本への愛。行間に人柄のにじむ知日知識人の70年。
本書はUNIXの対話的利用を助ける目的でビル・ジョイによって開発されたC SHELLに関する密度の高いガイドブックです。C SHELLを効果的に使用する方法、およびその機能の実用性を説明し、また豊富な例題により、具体的なC SHELLの利用方法を詳解しています。UNIX上のプログラミングだけでなく、文書処理、会計計算、データベース操作などに役立つ例題も取り揃えてあります。経験豊富なUNIXユーザーから、まったく初心者まで多くの方に有用な情報を提供しています。
がくげいかいはたのしいものです。みてもたのしいがくげいかい。えんぎしてもたのしいがくげいかい。でも。ぶたいは子どもであふれていて、だれがなんのやくかわからない。そんながくげいかいが、だいほんどおりすすまないことだってあるのです。
個人は質素に社会は豊かに。日本的経営哲学を自ら体現した清廉なる財界人が全勤労者に贈る言葉。
伏見宮は、天皇と海軍にどんな影響を与えたか、その力の源泉は何か等、知られざるエピソードを通して、新視点から海軍を見る。
目の前にいつも戦争があった。傷つき斃れる同世代の若者達がいた。五月革命に揺れるパリでの和平交渉を留学生として、サイゴン陥落による一国の崩壊を海外特派員として目撃した。インドシナ戦争報道にその青春を賭け、さらに国境地帯の砲声を追って今なお戦う人びとの真実を取材した書下しノンフィクション。
アムトラックの車両清掃員として、シラけた日々を操車場で送るハリー・マクスウェルは、沈滞を吹きとばす一世一代の大博奕を思いついた。新造貨幣3500万ドルを運ぶ財務省の輸送車両の襲撃だ。仲間を得、綿密な計画の成就せんとするまさにそのとき、列車がテロリスト〈世界人民軍〉にハイジャックされていることを知ったのだった。
ノスタルジアとは何か。起源への遡及、あるいは始源への欲望。知のフィールドを疾走する、著者が物語を始動させて止まない力の源泉を、さまざまな角度から語る、辛口の随筆集。
著者の交友範囲の広さには、ただただ敬服するほかない。作家はもとより編集者、映画俳優、舞台俳優、作曲家、作詞家、歌手、漫画家、スポーツ選手、酒場のママ等々。酒、賭け事、映画、芝居、病気等々、ありとあらゆるものを通じて彼等との交際エピソードや、時代の流れを愉快に綴る、風俗エッセイ。
スキャンダラスで、知的スリル満点。天才作家の最後の2年間に密着して、敵と味方、凡庸と非凡を語らせたロング・インタヴュー。
君主制と民主主義、愛国心と利己心、国家主義と国際主義ー日本人にとって恰好の鑑となるこれら英国史の基調音を探った「私の英国史」を始め、「問ひ質したき事ども」「小林秀雄の『本居宣長』」第全32篇に年譜・著作目録を収める。
インパール作戦で、第15師団「祭」は、善戦苦闘し、最も多い死傷者を出したにもかかわらず、評価されなかった悲劇と不遇の兵団である。無理難題の命令を受けて悩む師団上層部、そのしわよせを受けて惨澹たる死闘をくりかえす前線の将兵たち。なぜこのような作戦や戦闘が行なわれたか問いかける「インパール」第4作。
1912年、処女航海中の豪華客船タイタニック号は氷山に激突、厳寒の大西洋に沈んだ。そして1985年、海面下4000メートル、著者ロバート・D・バラードの探査艇のモニターに、この悲劇の船は再び姿を現わした。水深4000メートルに潜むタイタニック号の甲板に、最新技術の粋を集めた潜水艇がおりたち、合計11回に及ぶ海底探査が、タイタニック号の運命の一夜を、あますところなく再現する。あの晩、タイタニック号に何が起こったのか?伝説の船をとりまく謎が、今、解かれようとしている。発見・探険の全記録。
「この際、自分のできることはなんでもする。私が国民によびかけることがよければ、いつでもマイクの前に立つ」御前会議で天皇は語った。聖断は下り、戦争は終った。徹底抗戦、一億玉砕論渦巻くなか、平和を希求される天皇と、国家の分断を阻止し、狂瀾を既倒に廻らす大仕事をなす宰相との感動の終戦実録。