婚約破棄された上に、ダニ研究の仕事までリストラされた桐野真衣(32歳)。どん底から飛び込んだ民間科学捜査研究所では、勤務早々から、顔に碁盤目の傷を残す連続殺人に遭遇する。変人の同僚に囲まれながら科学捜査で事件に迫るが、そこには意外な結末がー。「アンフェア」原作者による、待望の文庫書き下ろし新シリーズ。
「エルトゥールル号の恩返しですよ」-イラン・イラク戦争の最中の昭和六十年、フセイン大統領が、四十八時間以後のイラン領空の航空機無差別攻撃を宣告。日本政府が救援機を出せない中、イランに取り残された二百人以上の日本人救出に動いた国があった…。そのトルコ政府の英断の裏に秘められた、明治二十三年の「エルトゥールル号遭難事件」とは。百年の時空を超えた日本とトルコの友情を描く感動の歴史長編。
蔵人・橘盛季に届けられた恋文。やがて姫君のもとに通うようになった男は一族の秘密を覗き見る(「銅酒を飲む女」)。貴公子・藤原道長は父・兼家に起きた異常事態を晴明と博雅に訴える(「首大臣」)。仲睦まじい猟師の兄弟を喰らおうとする者の正体とは(「夜叉婆あ」)。平安の都に蠢く生きとし生けるものの歓びと哀しみを活写する九篇。
参事官の後山の指令で、完全黙秘を続ける連続窃盗犯の取り調べを行うことになった刑事総務課の大友鉄。その沈黙に手こずる中、めったに現場には来ないはずの後山と、事件担当の検事まで所轄に姿を現す。背後にはいったい何が?異色のシングルファーザー刑事の活躍を描き人気を博す「アナザーフェイス」シリーズ長編第七弾。
米国の一級の専門家たちが分析。トランプ政策顧問が執筆!
字の汚さには定評のあるコラムニストの石原壮一郎氏、女子高生みたいな字を書くゲッツ板谷氏、デッサン力で字を書く画家の山口晃氏、手書き文字を装丁に使うデザイナーの寄藤文平氏らに話を聞き、作家や著名人の文字を検証し、ペン字練習帳で練習し、ペン字教室にも通った。その結果、著者の字はどう変わったのか…!?手書き文字をめぐる右往左往ルポ。
ファミリー vs. ドミニク
史上かつてないドラマとアクションが走り出す!! No.1大ヒットシリーズ最新作!!
すべてが崩壊<BREAK>する。
■大ヒットの前作を凌ぐ、シリーズ最大のヒット作!
完結編3部作の第1作目として最高のスタートダッシュ!前作の実績を突破する、シリーズ最高の興行収入を記録!
■新たな強敵vs.変貌するファミリー シリーズは新たな次元へ突入!
新しい敵の登場とドムの裏切りに加え、前作で戦ったデッカードがファミリー参加!?
もはやカーアクションの域を遥かに超越した現代屈指のアクション超大作に!
■時代を先駆けるキューバロケや究極のハイテクでスケール感もハンパない!
アメリカアメリカとの国交正常化回復のキューバでロケを敢行!
また、IT化著しい大量の現代車をゾンビのようにコントロール!
<収録内容>
【Disc】:DVD1枚
・画面サイズ:16:9スコープ・サイズ
・音声:5.1ch Dolby Digital
・字幕:日本語字幕/英語字幕
▽映像特典
・スタントのすべて(マレコン通りのレース/アイスランド スタント日記/ニューヨークの道路)
・ファイトシーン ロング・バージョン(プリズンファイト ロング・バージョン/機内ファイト ロング・バージョン)
・監督 F・ゲイリー・グレイによる本編音声解説
※収録内容は変更となる場合がございます。
作家、インタビュアーとして活躍するいっぽう、九十四歳で亡くなった父・弘之氏を看取り、いまは認知症の母の世話をするなど、介護経験豊富なアガワ。一万人以上のお年寄りと向き合い、六千人以上の最期を看てきた高齢者医療の第一人者、大塚医師。二人が語る親&伴侶の正しい介護法、理想的な老後の生活術ー。
人生が変わる読書体験。直木賞候補作『ふたご』の著者が、「本」を通して自身のターニングポイントを綴る、初エッセイ。「文學界」の大好評連載+書き下ろし。
日常の謎も文豪の謎もコタツ探偵が名推理!父と娘の名探偵コンビ日常と本の謎に挑む!お父さんの推理が冴える8篇!
「ねえ、お願い…羊の絵を描いて」不時着した砂漠で私に声をかけてきたのは、別の星からやってきた王子さまだった。王子さまとやりとりを重ねるうちに、私の胸に去来したものとはー。作家・倉橋由美子による誉れ高い名訳が、美しい装丁と共に甦る。1943年の刊行以来、世界中を魅了し続けている名作。
アートは「最先端の思考」と「感性の技術」。シリコンバレーのCEOたちが実践。イノベーティブな発想を生む感性の鍛え方がわかる。「現代アート」を通じて、アート思考を訓練する方法。社会をサバイブする真の知性、感性とは何か。
キャリア、転職、学び方、業界変化、働く意味ー「働き方のモヤモヤ」に答えを出す!『ビジネス書図鑑』『世界「倒産」図鑑』著者が物語で贈る、「幸せ」と「仕事」を巡る12の講義。
墓参りのため、亡き妻の故郷・鵜頭川村を三年ぶりに訪れた岩森明とその娘。突然、豪雨にみまわれ、山間の小さな村は土砂崩れで孤立。そして、若者の死体が発見された。犯人は村人か、それともー。降りしきる雨の中、父と幼い娘は暴動と狂乱に陥った村から脱出できるのか。血と恐怖のパニック・サスペンス!
コーポレートガバナンスとは何か?会社とは誰のものか?辞任させられたCEOが挑んだ勝ち目の薄い戦いは、類例を見ない大逆転劇を生んだ。ドラマよりドラマティックな企業ノンフィクションの新たな傑作!
『嫌われた監督』『虚空の人』著者の感涙ノンフィクション!ファイターズが総工費600億円を投じて完成したES CON FIELD HOKKAIDO。資金調達、建設地探し…無数のタスクに立ち向かい、大志を形にした男たちの物語。
森で拾ったその犬には、なにか知性のようなものが、意志に似たものが感じられた。孤独な中年男のトラヴィスは犬に〈アインシュタイン〉と名を与え、半信半疑の対話を試みる。徐々にわかってくる信じがたい事実。それにしても、犬は何を警戒しているのだろう。繁みの陰に、暗闇の奥に、なにか恐るべき“もの”がひそんでいるのか。
自ら望んで銃殺刑に処せられた殺人犯の実弟…。兄と家族の血ぬられた歴史、残酷な秘密を探り、哀しくも濃密な血の絆を語り尽くす。全米批評家協会賞受賞。
世界には「歴史のある文明」と「歴史のない文明」がある。日本文明は「反中国」をアイデンティティとして生まれた。世界は一定の方向に発展しているのではない。筋道のない世界に筋道のある物語を与えるのが歴史だ。「国家」「国民」「国語」といった概念は、わずかこの一、二世紀の間に生まれたものにすぎない…などなど、一見突飛なようでいて、実は本質を鋭くついた歴史の見方・捉え方。目からウロコの落ちるような、雄大かつ刺激的な論考である。