「女だから」「男だから…」その言葉の奥にあるジェンダーバイアス。みんなが当たり前と思っていることも、あきらめていることも、視点を変えたら違う世界が開けてくる!本書1冊で基本事項を理解。よりわかりやすくバージョンアップ!
「無機物への帰還」の欲動、「死への魅惑」。コミュニケーションの本来的困難性は、いかにして「生への意志」により超克されゆくか。「フランスの他者」デリダは「増え続ける難民たちに絶対的な歓待の場を提供しなければならない」と訴えた。試行され続ける「他者」の問題。ジェンダー・コミュニケーションの可能性という視点から、本書はさらに思考を続ける。
性同一性障害傾向をもつことに、遺伝と環境はどのような影響をおよぼすのか。ホルモン療法、性別適合手術、性役割、性的指向、他者からの受容、パッシング…これらは、トランスジェンダーの性同一性にどのような影響をあたえるのであろうか。3300組以上の双生児と、545名のトランスジェンダー当事者への調査を通じて、多様で流動的な性別のあり方がどのような発達メカニズムで起こり、どのように形成されていくのかを解明する。また男性にも女性にも規定されない性別(Xジェンダー)にも注目する。
今日の日本に広がり続ける困窮と孤立。誰も転げ落ちることがない社会に向けて、生活保障の新しいアプローチを提起。全労済協会の研究会による新福祉社会構想。打開の道をいかに切り開くか?