新自由主義化、ポスト冷戦の中で、岐路に立つジェンダー・ポリティクス。新保守主義による「バックラッシュ」、ポスト冷戦によって変容する国家、揺れる公私の境界線とファミリー-構造分析をもとにオルタナティブを構想する。
揺らぐ暴力の世界ー新たなジェンダー体制への理論的挑戦。世界では現在、いかなる暴力の物語が流通し、どのような欲望を語っているのか?文化表象分析と理論再考を往還しながら、「欲望・暴力のレジーム」の変容を読み解く。
ケガレという観念は決して過去のものではなく今日もさまざまな形で日本社会に浸透している。人々の暮らしの中であるいは社会的な儀礼や行事において日常の感覚とは次元の異なる禁忌(タブー)の意識が働く場合がある。本書では、ケガレの歴史的・文化的な形成過程を探る。
ボーイフレンドのジェスと旅に出たニコール。だが道を外れた休憩所でジェスが突然姿を消した。そして不気味な男が現れて恐怖のゲームが始まり……。残虐シーン満載のサディスティックな不条理ホラー。
二つの性の狭間で苦しんだ著者だからこそ見えてくる!愛、家族、仕事、教育、社会とは…etc.男性、女性二つのモードで暮らすトランスジェンダーの現役高校教師。
フェミニズムとしての女性史研究は、性差を構築し内面化させる「近代」そのものを問い直す実践である。それは「近代」というストーリーを補強する制度的な知としての「歴史学」への鋭い問いでもある。その視座と方法をめぐる提起と議論、実践としての地域女性史研究、聞き書き、近代がもたらした排除と分断のプロセスの分析を紹介。問いかける側のリアリティをも揺るがしつつ紡がれた成果である。
この本では、男/女ということにこだわりながら、友だちづきあい、容姿とモテ、セックス、恋愛、家族、仕事と将来、などの問題をとりあげ、大人になるための作法と予備知識を提示する。
第一線の研究者、フィールドワーカー43名による活動・研究の集大成。途上国のジェンダー問題を浮き彫りにする「入門書」であると同時に「研究書」。16件のケーススタディと24のボックス。充実したキーワード、ブックリスト、年表、世界の動向。