「ジェンダー秩序」とは、本書においては、「男らしさ」「女らしさ」という意味でのジェンダーと、男女間の権力関係である「性支配」を、同時に産出していく社会的実践のパターンを意味する。本書において呈示したいことは、まさにこの、ジェンダーと「性支配」が、ジェンダー秩序に沿った社会的実践の持続によって、同時的に、社会的に構築されるということにある。
いまや若者を超えてビジネスマン・主婦さらに高齢者へと国民的に普及している「ケータイ」(携帯電話)をめぐる諸現象について「社会学の眼」で身近な人間関係から社会構造までをトータルかつ明快に説いた待望のテキスト。気鋭の著者たちが討議を重ねてつくった決定版。
私の性別は私が決める。ジェンダーを自由に選択できる多様な性のあり方を認めよう。
アメリカに留学…経済学者から世界銀行に転身、南アジア担当副総裁となった日本女性が途上国の貧困解消と女性の地位向上のために世界を駆けめぐる。
ジェンダーは、女を歴史の周縁から中心へと転位させる批判的概念であった。しかし、その限界が見え始めたいま、あらためてジェンダーと歴史を再考する増補新版。
女はやさしく、男は強い。このような男女差に対する意識はなぜ生まれ、どのようにして人びとの心のなかに定着するのか。人はいったん思いこむと、それに従って人を観察したり、ふさわしいようにふるまったりする。その思いこみーステレオタイプをキーワードに、法や制度を整えても、なぜ伝統的な性別分業社会は、人びとの意識の上からなくならないのかを、社会心理学の立場からときあかす。
明治の離婚率は現在より1.5倍も高い。庶民のなかでは、女も働き手として自活する力をもっていたため、男と同じ立場で離婚を選べたのだ。一方、上流階級では「家」を守るため、婚前契約を結ぶ結婚や、一方的な追い出し離婚が行われていた。当時の新聞や離婚裁判の記録から婚姻の実態を読み解きながら、「地域の慣習」から「明治民法」へと、生活規範の変更を余儀なくされた人々の姿を明らかにする。
「生まれる」から「死ぬ」までの身近なできごとを問いなおし、そこにひそむ「性差」の圧力を浮かび上がらせる。好評のテキストを全面改訂。
少年少女雑誌の分析を通じて、近代日本における「少女」という表象の成立とその受容過程を解明する。
本論では、“男装の少女”というヒロイン像を切り口に、日本の少女マンガにおけるジェンダー表象がどのような形で構築され、どのような形に変容していったのかを探ることを主要な目的としている。“男装の少女”というヒロインの容姿造形を構成する絵画表現、すなわちジエンダー・コードとなる表象記号に着目し、どのような表象記号の組み合わせによってヒロイン像が描き出されていったのかに重点を置いた論考を試みている。
日本中を沸かせたあのテレビシリーズの劇場版が登場!!
豪華飛行船が墜落の危機!?
最新兵器“サンダーバード6号”、緊急発進せよ!
【ストーリー】
新世界航空社のために国際救助隊の天才科学者ブレインズが設計した最新版の飛行船『スカイシップ・ワン』が世界各地を一周する初飛行に出発するが、乗員になりすました正体不明の男たちにハイジャックされてしまう。豪華飛行船をハイジャックした彼らの目的とは……。来賓として招待を受けたアラン、レディ・ペネロープ達を乗せたまま、飛行船は絶対絶命の危機に遭遇する。尚、クライマックスで登場する最新兵器“サンダーバード6号”には要注目。
“偉大な科学者にて良妻賢母”伝説を打ち破り、巧みな筆で描き出す真実のキュリー夫人とその時代。結婚と死別、家族と戦争、アカデミーとの闘い、不倫事件、放射能の栄光と悲惨ー、彼女が直面したのはすべて現代の問題だ。自然科学を女子の手に!
平坦で速いタイムを出しやすい都市マラソンから、厳しい暑さのなか行われる耐久レース、眺めは良いがきつい上りが続く山岳コース、名所名跡を見て回れる大会、果ては北極・南極でのマラソンまで、世界各地のマラソン大会を網羅。自己ベスト更新を狙っている人、一流のランナーと肩を並べて走りたい人、新たな挑戦を求める人、初めてマラソンにチャレンジしようと思っている人もみな、このガイドブックさえあれば、自分にぴったりのレースを選ぶことができる。大会ごとの難易度、コース分析、そして主催者の窓口や開催時間・申込締切時期など、計画を立てる際に耳よりな情報も掲載。世界のマラソン大会の決定版。