同性愛を異質化し、周縁へと追いやる異性愛主義は、19世紀末に始まったものにすぎない。メルヴィル、ニーチェ、プルーストなどを読み解きながら、その中にホモ/ヘテロセクシュアルの分断を不可能にする揺れを発見し、セクシュアリティの混沌を見つめる意欲作。
現代のメディアにひそむ原風景を、自らの体験史=「自分史」を通して探る。断片化された記憶を繋ぐ、戦後メディアの社会史。堕落論、カサブランカ、はっぱふみふみ、三種の神器、乙女の性典、三億円事件、善の研究、星の流れに、日米会話手帳、下山事件、OH!モーレツ、カストリ雑誌、シベリヤ物語、肉体の門、三鷹事件、違いのわかる男、青い山脈、ハイト・レポートーめまぐるしい変貌のゆくえを原点から透視する。
本書は、お茶の水女子大学・ジェンダー研究センターの研究活動の一環として、平成12年度に立ち上げられた「健康とジェンダー」研究プロジェクトにおいて得られた成果をまとめたものである。
電子カルテ導入を考慮している施設には絶対おすすめ。電子カルテが稼働していない病院でも、すぐに役立つ普遍性。階層化された観察プラン(OP)は今までにない画期的な内容。看護診断ラベルはNANDA2001-2002に基づく。
障害者は性的弱者なのか!?女性障害者にとっての恋愛・結婚・生殖という呪縛、障害者と介助者との間の性的緊張関係、欲望しない男という誤解…。障害と性にはりついた言説を疑い、セクシュアリティを根本から問う、性の障害学のテイクオフ。
質的研究の地平を切り拓きつつある研究者たちが自身の研究を事例として手法や手続き、研究に臨む姿勢などを紹介・解説。
お茶の水女子大学21世紀COEプログラム「ジェンダー研究のフロンティア」の研究プロジェクトの一環として、2005年度(平成17年度)から2007年度(平成19年度)に得られた成果をまとめたもの。
性を超える女たち。超現実主義との出会い。そして訣別。若く、美しい才能が精神の自由を求め、芸術家として自立するまでの様々な道程を、時代精神と共に描く。
本書の中心主題は、ヒューマン・セクシュアリティは生物学的ルーツに強く結びついているという事である。脳とホルモンとの間にある生物学的機序を調べてみなければ、性的感情や性行動、男女の違い、あるいはゲイとストレートの違いを理解することはできないだろう。さらに、われわれのセクシュアリティを現状のように発展させてきた進化の力も理解する必要があるだろう。本書ではこれらの研究に関する事例について述べている。
本書は、女性とてんかんを取り巻く医療を広い視点からとらえた、主として医師を対象とした実践的手引書である。その内容は、妊娠や出産、分娩、産褥期、更年期をめぐる身体的側面のみならず、女性としての性的発達、母子関係、セクシュアリティなど、心理社会的側面をも包含している。
国内外の研究者が、文学/哲学という言語の場から、セクシュアリティの可能性に迫る。
同性愛を異質化し、周縁へと追いやる異性愛主義は、19世紀末に始まったものにすぎない。メルヴィル、ニーチェ、プルーストなどを読み解きながら、その中にホモ/ヘテロセクシュアルの分断を不可能にする揺れを発見し、セクシュアリティの混沌を見つめる。その後の文学研究に圧倒的な影響を与えた、フェミニズム/クィア理論の最重要書。
スウェーデンの実力派ソプラノが歌う、
美しく愛にあふれたオペラ・アリア集
オペラを得意とするスウェーデンのソプラノ歌手、カミラ・ティリングによるグルックとモーツァルトのオペラ・アリア集です。ティリングはBISレーベルから既に3枚のアルバムをリリースしており、他にもラトル&ベルリン・フィルの『マタイ受難曲』の映像などに参加しています。その確かな実力を裏付ける、美しく愛にあふれた透明な歌声が堪能できます。
オーケストラはドイツの逸材シュタインエッカー率いる南チロルのピリオド・オーケストラ、ムジカ・セクロルム。バロック・オーボエの神アルフレード・ベルナルディーニの娘でもあるチェチーリア・ベルナルディーニがヴァイオリニスト兼リーダーを務めている古楽ファン注目の団体です。(輸入元情報)
【収録情報】
● モーツァルト:歌劇『イドメネオ』序曲
● モーツァルト:歌劇『イドメネオ』〜「Quando avran fine omai - Padre, germani, addio」
● モーツァルト:歌劇『イドメネオ』〜「Solitudini amiche - Zeffiretti lusinghieri」
● グルック:歌劇『オルフォとエウリディーチェ』〜「Qual vita - Che fiero momento」
● モーツァルト:歌劇『フィガロの結婚』〜「Giunse alfin - Deh vieni, non tardar」
● モーツァルト:『コシ・ファン・トゥッテ』〜「Temerari, sortite - Come scoglio」
● グルック:歌劇『アルミーデ』〜「Enfin, il est en ma puissance - Quel trouble me saisit? - Ah quelle cruaute」
● グルック:歌劇『アルミーデ』〜「Ah! Si la liberte」
● モーツァルト:歌劇『コシ・ファン・トゥッテ』〜「Ei parte - Per pieta, ben mio, perdona」
● モーツァルト:『フィガロの結婚』〜「E Susanna non vien! - Dove sono」
● グルック:歌劇トーリードのイフィジェニー』〜「O malheureuse Iphigenie」
カミラ・ティリング(ソプラノ)
ムジカ・セクロルム(古楽器使用)
チェチーリア・ベルナルディーニ(ヴァイオリン、リーダー)
フィリップ・フォン・シュタインエッカー(指揮)
録音時期:2015年10月
録音方式:ステレオ(DSD/セッション)
SACD Hybrid
CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD SURROUND
Powered by HMV