草ナギ剛さんがAERAの表紙とインタビューに登場
「“恐怖”があるから面白い」
AERA5月20日号は、草ナギ剛さんが表紙に登場。様々な難役を演じる草ナギさんが、役に向き合う際に感じる「恐怖」、そしてそれをも楽しむ感覚について語ります。映画「碁盤斬り」で共演する清原果耶さんとの対談もあります。
表紙を飾るのは、草ナギ剛さん。トランスジェンダーを演じた「ミッドナイトスワン」で高い評価を受け、NHK連続テレビ小説「ブギウギ」で唯一無二の存在感を放ち、そして5月17日公開の映画「碁盤斬り」では時代劇の主演を務める草ナギさん。ただ、「自分は役者だ」とカテゴライズすることはないと言います。「色々やっているからこそ、演じるうえでのヒントになっていく。若い頃からそんな環境にいたこともあって、『むしろ演技だけやっているのってつらくない?』と思うこともあるんです」と話します。ただ、難役を前に「できるかな」と思うことはあるとも。そして、「“恐怖”があるから面白くなり、作品ができあがっていくのだと思う」と語ります。演じることに対する深い思いが伝わるインタビューでは、久しぶりに共演した小泉今日子さんとのエピソードも語られます。蜷川実花撮影の静かさと強い意志をたたえた写真と共にぜひご覧ください。
●巻頭特集:「次」なる地震に備える
今年は元日に能登半島地震が起き、その後、千葉県東方沖を震源とする地震が相次ぎ、4月には台湾で最大震度震度6強の地震、四国で最大震度6弱を観測した地震、と大きな揺れが次々と起こりました。いま日本列島の周辺でどんな状況が起きているのか、南海トラフ地震などの巨大地震との関連はあるのか、どう備えればいいのか、考えました。東京や大阪などの大都市も実は津波被害の危険があるという「都市型津波」についても指摘されています。東京が被災地になる首都直下地震については、被害総額がなんと1001兆円になるという試算もあります。仮設住宅も確保できない「仮住まい困難者」は112万人にのぼるとも。どう減災できるのか、防災ノウハウや避難所のあり方についても考えます。じっくりと多角的に地震と防災を考える特集です。
●現代の肖像:武田真一
一人の生き様にじっくりと迫る人物ルポ「現代の肖像」は、アナウンサーの武田真一さんに迫ります。2011年3月11日、街を飲み込んでいく津波を実況しながら、武田さんは無力感に襲われていたといいます。その罪悪感を抱え、悩み続けながら「伝える」ことに向き合ってきました。東日本大震災時の反省を踏まえ、NHKの報道マニュアル改訂に尽力したことは、今年の能登半島地震で、NHKアナウンサーが切迫感を持って心に訴えかけるような表現で避難を呼びかけたことに繫がったといいます。誠実な人柄、真摯な思いが伝わってくるルポをぜひお読みください。
●女性×働く:夫婦での家事・育児シェア
夫婦で家事・育児をシェアして、夫婦ともにキャリアも積んでいくことは、もはや当たり前になりました。ただ、家庭によってはまだまだという場合もあり、いまだに妻だけに負担がかかっていて不公平感がぬぐえないというケースもあります。世代によっても価値観は大きく異なります。家事・育児に積極的な夫については「自慢」と捉えられるから話せない、という女性や、逆に、子どもの発熱対応は妻ばかりなのがおかしいと悩む女性など、赤裸々な声を届けます。
●松下洸平×鈴木亮平
「松下洸平 じゅうにんといろ」は、俳優の鈴木亮平さんをゲストに迎えた対談の3回目。テレビ以外にも多くの視聴方法がある現代に、自分の演技を「どの画面で観てほしいですか」と、松下さんが鈴木さんに投げかけます。その答えは、松下さんがこれまで想定していなかったものでした。演じることについて縦横無尽にひろがっていく二人の対談を、さまざまな表情を捉えた撮り下ろし写真と合わせてご覧ください。
ほかにも、
・岸田自民、裏金問題で衆院補選全敗 崩壊の足音
・日経平均どうなる 株高「4万円」の先
・ガザ人道悲劇 中東危機へ波及
・カスハラ防ぐカギ 「お互い様」の関係
・KISS、クリムゾン…ロックの“終活”
・草ナギ 剛×清原果耶 一期一会の出会い
・SixTONES ドームに響いた6人のハーモニー
・松下由樹 自分の好きな生き方でいい
・2024パリへの道 バスケットボール・金近 廉
・武田砂鉄 今週のわだかまり
・ジェーン・スーの「先日、お目に掛かりまして」
などの記事を掲載しています。
ヘイトではありません。ジェンダー思想と性自認による現実です。KADOKAWA『あの子もトランスジェンダーになった』あの“焚書”ついに発刊。
生殖不能要件は憲法違反ー長く放置されてきた人権侵害を是正するため、「性同一性障害特例法」の改正が求められている。いま私たちに必要な基礎知識とは何なのか。特例法が制定された背景から、法・医学・国際人権の知見まで、高井ゆと里、野宮亜紀、立石結夏、谷口洋幸、中塚幹也らエキスパートが解説する。
『人魚姫』を翻案したオリジナル脚本『姫と人魚姫』を高校の文化祭で上演することになり、人魚姫を演じることになった真砂は、個性豊かな演劇部のメンバーと議論を交わし劇をつくりあげていく。しかし数年後、大学生になった当時の部員たちに再演の話が舞い込むも、真砂は「主演は他をあたって」と固辞してしまい…。社会規範によって揺さぶられる若きたましいを痛切に映しだす、いま最も読みたいトランスジェンダーの物語。
彼女たちの高齢期を、いかに社会として迎えるか。在日タイ女性が抱える脆弱性と高齢期に向けた選択を制約するものとはー。越境的な家族関係、それぞれの社会・制度に埋め込まれたジェンダー規範に着目して分析。高齢期を迎えるニューカマーの実相に迫った嚆矢となる研究成果。
トランスジェンダーなど性的少数者に対する素朴な疑問・誤解から偏見・不安を煽るデマや陰謀論まで事実と人権に基づき一問一答。日本の性教育を再び後退させないため各分野のエキスパートが結集!
トランスジェンダーとはどのような人たちなのか。性別を変えるには何をしなければならないのか。トランスの人たちはどのような差別に苦しめられているのか。そして、この社会には何が求められているのか。これまで「LGBT」と一括りにされることが多かった「T=トランスジェンダー」について、さまざまなデータを用いて現状を明らかにすると共に、医療や法律をはじめその全体像をつかむことのできる、本邦初の入門書となる。トランスジェンダーについて知りたい当事者およびその力になりたい人が、最初に手にしたい一冊。
女として生まれ育ち、「ふつう」を願い、罪悪感に押しつぶされながら、男になりたいとカミングアウトした、「僕」の物語。急転する子どもの人生にとまどい、憤り、悲しみ、それでも子どもと共に歩むことをあきらめなかった、「母」の物語。トランスジェンダーの医療概念と社会通念の変遷、家族を取り巻く社会構造の変容に翻弄されながら交差する2つの物語は、ついにひとつの結論にたどりつくー
8人のトランスジェンダーと当事者の一人として生きる著者とが織りなす語り合い。それぞれの過去といまに触れ、その体験を解いた先に見えたものとは?体験の「質感」を色鮮やかに描き出した、トランスジェンダーに出会える書。
真の多様性社会のヒントがここに!自分らしく生きる本当の意味がわかった!心はオトコ、体はオンナー性自認のジレンマ、うつ、自殺未遂、家庭崩壊、人間不信…アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)その根本原因がわかったとき人間のスゴさに気づく!