この世には二つの尺度がある。男の尺度と女の尺度である。私たちは、男の尺度=客観の前提を打破し、新しいフェミニスト英文学史を創造しなければならない。
フェミニズムの理論状況を概観し、女性の日常的経験と意識を中心にすえた新しい社会科学の方法論を確立する問題提起。
市場労働と家事労働の社会的・経済的関係を家父長制的資本主義論によって解明し、マルクス主義フェミニズムの全体像を提示する。
中世から現代までに表現された美術の中の女性たちを、社会学・心理学・図像学等の成果を駆使し、フェミニズムの視点から綿密に再検討。美術における男性中心的な認識の枠組みに疑義を挾み、社会と文化とのあり方に変更を迫る。
ニューエイジとは、地球規模の模索する潮流の総称である。この潮流は西欧近代の行き詰まりを乗り越えようと、包括的な視点にたって人類史的なレベルにまでおよぶ根源的な転換を提案し、かつ実践している。そして、現在、各分野でポスト・モダンの本流として、この姿をあらわしはじめている。
解放は女が創り出し、学ぶものである。フェミニズムの高揚を背景に活発な展開を見せるイギリスの女性教育の現状と問題点を報告。
人類学、社会学、教育学、歴史学、心理学、文学などさまざまな視点から、オーストラリア社会における女性の地位を考察。