「JOMON」的な集落とは、何か!多様な構造と形成過程を明らかにして、集落の実像を再構築する。発掘された全国各地の縄文時代集落遺跡を網羅。
対米依存しつつも、アメリカとは一線を画するカナダ経済の独自性を、州経済の多様性と自動車産業を中心として、鮮やかに描き出す。第21回カナダ出版賞受賞作。
カジカ上科魚類に関する生物学的知見を網羅。分類学的にどのような特徴を持った魚類が『カジカ』であるかの解説から、系統、生態、行動、生殖生理、保全などの知見を集積する。
複素多様体を変形理論の発展を軸に解説した教科書。複素多様体の入門から始めて、無限小変形、存在定理、完備性の定理、安定性の定理などについて、予備知識を仮定せずていねいに解説する。小平博士の主著である。
企業、地域そして国民経済の視点から会計イノベーションを探求した斬新な書。
脳内リズムがなければ、心も生まれない。「脳は予測する装置であり、予測能力を生んでいるのはリズムだ。」脳内の振動現象の大半は“ノイズ”にすぎないという見方を、本書が一変させた。神経科学の新展開を見通したブザーキの予言の書、待望の邦訳。
相対性理論の原理を、数理的な視点から詳しく解説する。抽象ベクトル空間論、多様体の理論を用いて、相対性理論を、座標から自由な形で叙述する。
本書は、約150年の協同組織金融の歴史から析出された思想・理論を集成し、将来を射程においてこの組織を展望したものである。長い歴史過程のなかで動態的性格を帯びている組織の思想・実態について解釈することを目的としている。
有明海には、日本最大の干満差と日本の干潟の40%にあたる広大な面積の干潟がある。そこは、きわめて高い生物生産力をもつとともに、日本の他の海域では見られない特産生物の宝庫でもある。しかし、その価値はまだまだ社会に知られていない。泥の干潟やそれに続く浅い海、あるいは潮汐の影響を受ける河川下流部がどれほど豊かで大切な場所なのか、そしてその保全がいかにさしせまった課題なのか。この一見地味な世界に光を当てるために、様々な分野の21人の研究者が結集した。本書は、日本最大の干潟・河口域を有する有明海の生物相に焦点を当てたものである。
本書は近畿7府県にすむ在野の研究者が協力してつくり上げた鳥類RDBであると同時に、地域の専門家のもつ生息情報を保全管理の基礎資料としての価値をもつ地方版RDBに加工する科学的システムを提案する書でもある。
神経系や神経細胞の機能を理解するのに必要な基礎知識を学ぶための神経生理学の教科書。神経生理学を専門としたい学生たちに学部学生レベルから専門へのステップアップを助けることを目指して構成している。
アジア危機、ロシア危機をはじめ、金融危機の発生、伝染のメカニズムを解明。IMF・世銀改革、通貨バスケット制の導入など、グローバル金融市場安定化への処方箋を、広範な国際金融実務の経験に基づいて提言する。
インデックス投資の基礎知識からREIT、ETF、SRIなど多様な商品、最新の運用戦略まですべてを網羅したインデックス運用の完全解説本、待望の邦訳刊行。
アメリカ、フランス、スウェーデン、フィンランド、ニュージーランドを取り上げ、各国法制度から計画策定プロセスまで、現在進行しつつある自然保護・自然資源管理の転換過程とその具体的内容を総合的に把握する。