「公務員制度改革の基本方向に関する答申」では、総論において公務員制度の基本的性格、公務員制度改革の必要性、課題、改革の検討に当たっての視点を記述し、各論において項目ごとに改革の基本的考え方を示すとともに具体的改革方策を提示している。本書は、この2年間にわたる公務員制度調査会の活動及び答申、意見を理解できるよう、答申、意見のほか、調査会に提出された資料のうち主なものについて整理の上、収録している。
本書は、国立社会保障・人口問題研究所が平成9-10年度の2年間に実施した研究プロジェクト「国民生活基礎調査を用いた社会保障の機能評価に関する研究」の成果をもとに、さらに内容を発展させてとりまとめたものである。家族・世帯がどのように変容し、それとともに世帯の生活保障機能がどう変わり、社会保障制度が世帯に対してどのような影響を与えているかを、平成元年〜7年の国民生活基準調査等を用いて分析。
ヤクルト・バイオサイエンス研究財団が「培養によらない腸内フローラの検索法を開発するため」、1995年度より特別研究課題を指定し、研究班を組織して行なってきた、研究助成最終年度分のシンポジウム報告。
スイスは連邦国家であり、連邦政府、州政府に該当する26のカントン、そして地方政府に該当する約3,000の自治体から形成されている。本書は、このスイスのカントンと自治体に焦点を据えて、その財政構造、税財政制度、及び政府間財政関係を分析するものである。
進化論と行動学の総合、生存への諸問題をめぐる人間理解への新たなアプローチの確立。ローレンツ行動学の決定版。
ヒマラヤや中央アフリカの高山帯・砂漠など極限環境への植物の適応、地球温暖化の影響や生態系と種の保存、日本の自然を形づくる多様な植生とその成因、植物分類学・生物地理学などに関わる論考を収録。
モバイル社会の「今」をビジネス、アカデミズム、そして海外の視点から探る。
シンプレクティック幾何学はグロモフに始まる概正則曲線を用いた研究によって豊かな内容を持つことが明らかになった。グロモフ以後、飛躍的に発展した大域シンプレクティック幾何学を、ミラー対称性との関係も含めて概説する。岩波講座「現代数学の展開」からの単行本。
4億年の間、度々の大変動にも生き残り繁栄する昆虫たち。かれらの優れた環境適応能力と、その能力を支える機能や構造、情報戦略から学ぶことで、調和的・効率的・持続的な文明を実現するための術を見つけることが出来る。食料生産と害虫管理、医学・工学への応用、そして虫を用いた科学教育まで、新しい科学・技術を提案する。
本書は開業を目指す獣医師やリニューアルを考えている開業獣医師が病院に導入する機器や器材を検討する際、参考となる情報をまとめたものです。対話を重視した院内レイアウトやニーズに合わせた診療機器の設置など、工夫やこだわりが感じられる動物病院をリポートした「Chapter1/院長インタビュー」。病院で使用されている機器をわかりやすく分類した「Chapter2/機器・器材・什器ガイド」。2つの章を通して、病院経営や機器選定のヒントを探ります。
地球誕生からヒトが生まれるまで、生物の試行錯誤が面白くてたまらない!豊富なイラストと親しみやすい語り口調で、生き物の歴史が楽しく身に付く。
ワーキングプア、非正規雇用の増大、結婚をめぐる格差、教育の不平等…、格差問題の深層に迫る。「社会階層と社会移動全国調査」(SSM調査)の最新成果をもとに現代の階層・格差の深層を明らかにする。