本書では、細胞接着システムに関する基礎から最先端の知見までが幅広く取り上げられている。
言語の科学は今まさに飛躍的に進歩しようとしている。かつて、化学物質の多様性は頭を悩ます問題であったが、化学者は、元素の周期表によって、多様性のなかに秩序と予測可能性を見出すことができるようになった。それとおなじように、新しい言語理論は、言語の多様性がすべての少数のパラメータで説明できることを示してくれる。パラメータを使えば、地球上に出現可能なすべての言語をつくるレシピが書けるはずだ。
各種の動物は、多くの生命が存在する地球上で生きていくため、種内・種間における様々なコミュニケーションを行っている。また変化に富んだ環境に適応するため、各自特有の行動パターンを備えている。8巻は動物による多様な行動とコミュニケーションに焦点を当て、それを支える神経系の働きから理解を試みる。
組織の分化、器官の発達が著しい後生動物に的を絞り、その多様な形態がどのように進化してきたかを解説する。Hox遺伝子など形づくりに重要とされる基礎情報の紹介だけでなく、さまざまな発生段階や動物種間において形態進化と遺伝子レベルでの進化を関連づけ、またその際に問題となる点も数多く取り上げている。
イギリスで読み継がれている都市デザインの実践書。場所の意味を鋭敏に伝え、都市の機能を形に表して感じさせるデザインの方法を豊富な事例で図解する。
マイナスの待遇表現行動は、良好な対人関係を維持するための規制を受けるが、話し手はマイナス評価を表明したいという欲求を持つ。この規制と表現欲求との間には、どのような力学が働くのか。敬語の研究書とともに揃えたい1冊。
身近な自然環境や自然資源を例に経済学を学ぼう。農林水産業やエネルギー・鉱物資源開発、自然公園や都市公園の管理、野生生物管理、生物多様性の保護に経済学の基本的な考え方をどう活かすか。
日本の大衆娯楽・パチンコ。100年以上にも及ぶその歴史を振り返ってみると、ターニングポイントとなるその時代の背景にはいつも規制があり、そして、それに伴う業界、各メーカー、各ホールの英知と創意工夫、パチンコに賭ける情熱と進化があった。本書ではその変遷を時代ごとに惜しみなく紹介。各時代ごとにパチンコを取り巻いたトピックス、時代を彩ったマシン全700機以上を掲載。また、『パチンコ必勝ガイド』ライター、識者のインタビュー、コラムも収録。
GDPでは計れない真の豊かさ、持続可能性を計測する事ができる新たな指標「新国富指標」とは?この新指標をわかりやすく理解するために、日本の現状を測定し、今日の日本の豊かさ、持続可能性を明らかにするとともに、持続可能性の向上のために今後何をすればよいのかを提言する。
日本語史研究と現代日本語・方言研究との知的交流の結晶を集める。
比較教育学における地域研究の主要論文を一挙集成!-教育の多様性を読むー国や地域、あるいはさらにミクロな教育対象を捉えた、地域研究的な性格をも併せ持つ16の論文を収録。
自己複製の担い手たる遺伝子は、生命の多様性を育て、その多様性が物質とエネルギーの流れを生み出す。そして出来上がった自然こそが、生態系という新たな生命の揺籠となる。遺伝子と生態系をつなぐ自然原理の解明を目指し、生態学者の新たな挑戦が幕を開ける。
本報告書は、各国が自国の人々のスキルに投資することでグローバルバリューチェーンを社会的にも経済的にも最大限に活用できることを明らかにしている。そのためには「政府全体」のアプローチを採用することが不可欠である。各国は、教育、雇用保護法制、移民政策といった、スキルに関連する一連の政策を、貿易、イノベーション政策と結びつけて開発する必要がある。本報告書は、OECD国際成人力調査(PIAAC)による「成人スキル調査」、そしてOECD付加価値貿易データベースに基づく新たな分析を収録し、また各国が先端技術産業に特化するために何を必要としているかを考察している。