人々の健康は社会格差と分ち難く結びついている。健康格差・医療格差についてどのような対策が可能なのか。先進諸国の対応を比較分析し、日本の政策形成へのヒントを探る。
糖鎖を蛍光で標識し解析する手法として世界ではじめて編者らが開発したピリジルアミノ化法の原理と特徴を詳説する。
格差社会を超え、都市コミュニティの再構築による「社会包摂」に向かう都市とは?都市の「文化と産業の創造機能」に着目し、市民の多様な創造性を引き出す先端的都市論の彫逐。
ネットが平等で国境が無いなんてウソだ!文化的な衝突から国家同士の争いまで。新たな構築された「壁」の実態に迫る。
マルクス経済学の現代的課題とエコロジカル社会主義の可能性を、マルクス=エンゲルスのエコロジー論、日本とアメリカの「環境の政治経済学」に学び、探究する。
「教え中心」から「学び中心」へ。自律的に学ぶ学習者をどう育てるか。また、教師が果たすべき役割とは。
私たちの祖先は、煮えたぎる熱水の中にいた?岩塩の中から、数億年前の生物が息を吹き返す?南極の厚い氷に閉ざされた湖では、生物がまったく独自の進化を遂げている?-地底、深海、極地そして宇宙。進化研究の鍵を握る「極限環境」の神秘のベールがまさに今、剥がされようとしている。その最前線を紹介する、ロマンあふれる入門書。
ゲノムは生命進化の謎を解明し、かつ生物多様性の意味を解く鍵となっている。この巻ではヒトの進化・ヒトの疾患とゲノムとの関係、メタゲノム解析から、ゲノム科学の進展による新たなRNA像を紹介する。また個人ゲノム研究が進むなか、不可避の課題である生命研究と社会との関わり、また倫理や法との関係を解説する。
本書は線型代数、位相空間、微積分についての基本的事項を予備知識に、多様体の大域的構造をベクトルバンドルという用語を軸に解説する。現代数学の基礎部門としての多様体を広く数学を使う立場の読者にも理解できるように構成された優れた入門書である。