ホモ・ハビリス、ホモ・ルドルフェンシス、ホモ・エルガステル、ホモ・エレクトゥス、北京原人、デニソワ人、ホモ・アンテセッサー、ネアンデルタール人、ホモ・サピエンス、ソロ人、ホモ・フローレシエンシス、ルソン原人…入り組んだ系統樹の中で、私たちだけが生き残った。わかりやすい地図でたどる、壮大なヒトの歴史。
「発光生物」の世界へようこそ!ホタル・キノコ・クラゲ・ヤコウチュウ…好奇心に突き動かされて進んできた発光生物の科学。「進化」という視点で、その輝きを統合的に生き生きと取り戻す。
自分はどこから来たのだろうか。進化は人類の永遠のテーマである。かつては進化学といえば、化石記録の解析しかなかった。20世紀後半になると分子生物学が発展して遺伝情報の解読が進み、さらに遺伝子導入や遺伝子ノックアウトを駆使した発生生物学の発展により形態形成のしくみが解明され、発生生物学の視点で進化を研究する進化発生生物学(エボデボ)が生まれた。遺伝子科学の技術を利用し、また自ら技術を開発しながら、生命科学研究の道を歩んできた著者が、その間に培ってきた進化への思いを本書に込めた。
ヒトを含めた哺乳類、鳥類、昆虫、植物…。生物はどのように移動し、繁栄・衰退してきたのか。その移動は地球環境にどのような影響を与えてきたのか。彼らの移動は妨げるべきものなのか。地球規模の生物の移動の過去と未来を、気鋭の科学ジャーナリストが、生物学から分類学、社会科学的視点を用いて解き明かす。
発展する免疫学をわかりやすく解説。ロングセラー教科書を全面改訂!
『歌うカタツムリ』(毎日出版文化賞)などの著作で筆力に定評ある進化生物学者が、強力な「天敵」としての外来生物の研究史を通して、計り知れない複雑さをはらむ「自然」と、そこに介入せずには済まない人間と科学の業を描く。外来の天敵種は有害生物を制圧する救世主となりうる一方で、ときに最強の侵入者にもなりうる。それでも、生物多様性が秘める可能性に魅了された多くの生物研究者たちが、自ら「夢の」天敵種と信じる外来生物を招いてきた。本書が語るのは、そうした天敵導入をめぐる知的冒険、成功、そして、懐滅的な失敗の歴史だ。またその歴史は、産業革命の時代からグローバリゼーションの時代まで、時々の社会が奉じてきた自然観の驚くべき変転を映しだす鏡でもある。著者は、長く信じられてきた「自然のバランス」の実像や、生態系メカニズムの今日的な理解へと、読者を慎重に導いていく。レイチェル・カーソンの『沈黙の春』に敬意を払いつつ、その自然観をアップデートする書でもある。終盤では、著者自身が小笠原の父島で経験した、ある「天敵」との死闘が語られる。生物多様性の魅惑と生態学の醍醐味が詰まった、渾身の書き下ろし。
目まぐるしく変化する日本経済、世界経済の動向を、制度の観点から解説。制度経済学の諸原理を解説し、現代資本主義の新展開のもつ意味を分析。制度経済学の観点、手法、倫理的主張を提示する。
不思議で美しい野生動物たち。ムササビを追って台湾へー豊かな自然は哺乳類の進化をめぐる秘密の宝庫だった!台湾で野生動物を追いかけた研究人生が凝縮された1冊。
チャレンジ精神をもって新たな取組みを行っている空港・航空会社、建設会社、コンサルタント、学識経験者、国や地方公共団体の空港担当者が、それぞれの立場と視点から、空港や航空の現場で行っているさまざまな事例・取組みを紹介、未来の空港・航空システムの構築のための話題を提供する。
子どものこころの治療に携わるすべての人たちへ。診療・研究現場で役立つエッセンス・かんどころをあますところなく、ホンネをまじえて語る。
私たちの先入観は打ち砕かれる。あらゆる面で人間を凌駕する、目も眩むような生物たちの生殖の事実…ようこそ、生物と性の世界へ。32種類の生物を紹介。
「異文化経営学会20周年記念事業」
日本の諸都市を初め、中国、イギリス、カナダ、そしてデンマーク、モンゴル。さまざまな場所で、住まうことの豊かさを求める市民の暮らしと活動を伝える。