20世紀に起きた著しい成長の末、市場経済は社会から逸脱してしまった。本書は21世紀の新しい「民富」への道である、経済活動の多様性を模索する。市場と国家・政府の二分論に加え社会的領域を再検討し、政策・制度の観点から金融資本、産業資本、文化資本の現状を見つめる。
ブナの森では、ブナの木を中心にいろいろな生き物がつながりあってくらしています。ブナの森がなぜ自然豊かな森なのか、ブナの森の四季をたずねて、そのなぞをさぐってみましょう。
21世紀の学生たちを教えているのに、ホワイトボードやマーカーのような過去のテクノロジーだけに頼った授業をしていませんか。こうした現状をかえたいと思っている人にとって、本書は様々なアイデアを提供します。
未来は「発明」できるのか。インド僻村の農民、ホームレス・シェルターの失業者、シリコンバレーのテクノロジー投資家、ファストフードで働くシングルマザー、賛否両論の政治家から経済学者までー世界の多様な人々を取材し、その可能性と問題点を報告。フィナンシャルタイムズ「ビジネスブック・オブ・ザ・イヤー」候補。
保護の「客体」ないし「依存者」と見なされていた高齢女性が「主体」として生きることへの提言。
主要産業や多様な地域を概観しながら、北海道経済の発展には供給サイドと北海道内外の諸力との連携による新しいタイプの内発的発展が求められていることを提起する。
国産漆の需要が高まっています。おもには国宝や重要文化財修復への利用増によるものですが、天然資源としてのウルシへの注目度もあがっているようです。本書では、漆液滲出量に影響する樹皮の組織構造、植栽が進むなかデータによる植栽適地、保育管理、遺伝子からみた優良個体の選抜、苗木の育成、萌芽更新、白紋羽病などの病害やニホンジカやツキノワグマによる被害への対策、データからみたウルシ林経営などをまとめています。さらに利用面では、漆液のほかCNF含有漆の利用やウルシ材を活用したウルシ染め、バイオマス形成素材を紹介しています。
個人と組織との関わりから人事・管理問題を考察した現代自治体組織論。能力・実績主義、人口減少時代の組織管理、フラット化など、自治体組織の編成や管理、機構改革をめぐる昨今の問題について、その本質を公共性と多様性を軸に多元的に分析する。研究者、自治体管理職、人事担当者のみならず全ての自治体職員に整理・俯瞰的視点を提供。
新しいNPO/NGOのテキストブック。不確実な時代にふたたび考えたい、「みずからはじめる」「仲間とつながる」理念と方法。