本書は、1996年の発行以来、C++言語の定番書となった書物の新版である。新版の発行にあたり、古くなった情報を見直し、加筆/修正した。CプログラマがC++言語を修得することを念頭におき構成し、つまずきやすい落とし穴やプログラミングのコツを数多く掲載し、C++の基礎をわかりやすく解説。C++プログラミングの基礎を確実かつ素早く習得するための必読の書。また、セミナーや講習等の教材としても好適。
なぜ人は水辺に魅かれるのだろう?そんな素朴な疑問に、地元の人びとのくらしの視点からこたえるのが本書だ。琵琶湖からはじまり世界各地の湖に足をはこんだ著者が古写真などを活用しながらフィールドワークする。新しい学問の手法といえるだろう。
世界各地で、今何が起きているのか。日本のブラックバスから北米の日本産クズまで、第一線で活躍する内外の研究者18名が最新のデータをもとに分析・報告。
既存の学問が直面する現代の課題に東京大学新領域創成科学研究科が挑む。
本書は、11人の蚊類の研究者が人畜の有害蚊だけでなくいろいろな種類の蚊の生態について、日頃の観察結果を自由に平易な文章で記述・解説している。
社会情勢や歴史的条件からめまぐるしく変容しつづける21世紀都市。環境・産業社会・科学技術・市民生活・文化・風土といった観点から多分野横断的に捉え直し、公共空間に根づいた主体的市民による都市づくりの実践的なビジョンを提示。社会システムの再構築を促す具体的な政策提言。
これまでの公共事業に変わる農林産地の活性化・雇用創出と、国内で生産できる再生可能なエネルギー資源として期待されるバイオマス(生物資源)。農作物からつくる燃料からベンツ車の内装材まで、国内外のバイオマスエネルギー開発、バイオマス製品開発の最前線を取材した「バイオマス」利用についての包括的なガイドブック。
本書では、全生物をあらゆる局面から考察・紹介することは困難であることから、人間の生活に有益なもの(食糧、医薬品や素材などとして)や我々を取りまく自然環境の保全に活用されているものに生物資源を限定した。従って、ここでは生物産業学を学ぶ者にとって参考となるような微生物、植物、昆虫、魚類から哺乳類までの生物種を拾いあげ、その資源的特性や利用価値(活用例)などについて紹介した。
能力、生態、体、数にせまる。イルカを研究したい、クジラを調べたい人のための最新学。
「自然再生」とはどのようにあるべきか。日本のNGOが模索してきた事例や歴史とともに、第一線の研究者、フィールドワーカー、行政担当者がそれぞれの現場から詳述する。その理念と技術的な諸問題を幅広く紹介。
生物多様性、新生物探査から、生物の発生システムまで…生命観、世界観を大きく変えようとしている。21世紀の生物学を、マイヤー、ウィルソン、ジャンセン、ラブジョイなど世界を代表する生物学者11人が描く。
甲殻類の分類から生態、保全まで多種多様な話題からなる「甲殻類の生物学」。
生態系の維持・消滅について理論的に何が予測できるのかを明らかにし、そのうえで現実的かつ有効な環境保全の指針を明晰に説く。複雑系としての生態系の構造を理解するための最良の入門書。
国際共同研究によるNGO版『アジア環境白書』シリーズの第3弾。これからの21世紀におけるアジアの環境問題を考えていくうえで避けては通れない重要テーマを意識的に取り上げ、やや大胆に、かつ先取り的な問題提起を行い、一国単位を超えた「リージョン」(region)という独自な視点にもとづく問題整理と課題提起を新たに試みている。さらに、できる限り具体的な提言や今後に向けての具体的な行動提起をとりまとめている。
本書は「生命シリーズ」の第4巻として「生物学」の基礎について講じたものである。生物学は生命あるものたち(生命体・生物)とその営み(生命現象)に関する科学で、この地球上で現に生きているものたちと、かつて生きていたものたちのみを対象として、「生きている」とはどういうことかを理解しようとするものである。
森林・林業基本法の制定、自然公園法の改正、鳥獣保護狩猟法の全面改正等にあたって、関係箇所を全面的に書き換え。環境権・公共信託・生態系保護・住民参加という4本の柱を軸に、個々の法制度の問題点や今後の方向を提示する。