高校生物の内容を一通り網羅しながら、既習者や大学の生物学への接続を意識して(高校の教科書よりも)難易度を少し高く記述するとともに、生命科学が発展する現代に必要と思われる(とくに人間自身に関する)内容をプラスして解説。生物学の発展に寄与した研究者の業績を取り上げ、日本人研究者の貢献も数多く紹介している。増補改訂版では、ゲノム編集やオートファジー、新型コロナウイルスなどの話題をはじめ、全編にわたってきめ細かく用語や解説どを増補・修正して、よりわかりやすく使いやすくなるように改訂を施した。
「農産物」や「食材」が「料理」や「食事」として提供されることで、新しい価値が生まれる。「食の価値」は、どうすれば高めることができるのか。設計、生産システム、人的資源の観点から、適切にマネジメントするために必要なアプローチを考える。
世界的に「移民」の現状や背景への関心が高まっている。そこではともすれば「移民“問題”」だけが注目されがちで、「移民」が文化的多様性の醸成や芸術活動の活性化に寄与する可能性は充分な検討がなされていない。本書は、「移民」社会ベルギーを検討対象とし、「移民」をとりまく文化・芸術面での具体的な制度や方策、個々の芸術家や作品を取り上げ、「移民」の創造的側面を考察する。
和英・英和対訳付き遺伝学用語:約3,000語。日本学術会議選定重要用語・最重要用語一覧:全494語。索引見出し語:約3,000語。生命の多様性を理解するための新遺伝学用語集。日本学術会議「高等学校の生物教育における重要用語」準拠。「新型コロナウイルス」「PCR検査」など、新項目を追加。
安全保障とビジネスの間で揺れる日本のジレンマを多角的に解説。
航空・空港、鉄道などの大規模インフラでは民営化と規制緩和による柔軟で効率的な運用が模索され、人口減少の進む地域では、官民と住民を巻き込んだMaaSなどの新たな取り組みが始まっている。eコマースにより増大する物流や新型コロナに伴う観光の変容、近年の脱炭素化推進、ドローン・電気飛行機など次世代交通にも言及し、交通ネットワークの実態と課題を整理。激変する交通のダイナミズムを地方創生の活力につなげる方策を探る。
コミュニケーションデザインはふれ合いとかかわりを円滑にする関係のデザイン。安心・安全、共生・環境、地球市民の多様なコミュニケーションなど、生活者主体の視点から、よりよい関係をつくるコミュニケーションデザインの可能性を例証する。
これから私たちは、どんな観光をめざせばよいのだろうか。無理な町おこしやオーバーツーリズム、いきすぎた観光投資…。観光の問題は、現代社会そのものの矛盾と結びついている。本書は社会を広くとらえる視点から、「無理しない」をテーマに、地域を守る新しい観光のあり方を提言する。
日本で最も多くの酒蔵があり、多様な日本酒が造られている新潟県。その知の拠点として、地域のみならず、世界の発展に資する役割を果たしてきた総合大学である新潟大学では、二〇一八年から日本酒について、全学問領域を網羅した世界初の日本酒学の確立に取り組んできた。本書では、その結実の一つである名物講義「日本酒学」の内容を収録。製造から販売、文化、歴史まで、本格的に日本酒を学びたいすべての人に贈る一冊。
資源の世界が一目瞭然でわかるアトラス!100におよぶ地図とグラフは、これらの原材料を合理的に管理するという課題に対して考える素材をあたえてくれる。
義肢装具療法について、基本的な知識から、日々進化する最新技術まで網羅的に学ぶことができ、臨床に役立つ1冊
●リハビリテーション医療において、義肢装具療法は重要な位置を占めており、最適な義肢装具が選択できれば、使用者の日常生活活動やQOL に大きな利益がもたらされる。
●近年の義肢装具は、素材や材料の開発、豊富なデザイン、高機能化等によって多様化している。真に人々の活動を支えるためには、発症からの回復状況、痙性や感覚障害の有無、筋力低下や関節拘縮の程度といった問題だけでなく、使用する義肢装具の着脱感や装着感、日常生活活動における問題や退院後の生活環境を十分に考慮し、多様化している義肢装具から、適切なものを選択できる力が必要である。
●第1章では義肢装具の構造やメカニズムといった基本的な知識を、第2章では進化した最新の義肢装具について症例も交え解説している。初学者からベテランまで、リハビリテーション医療にかかわる多職種の臨床に役立つ1冊となっている。
【目次】
巻頭言
日本義肢装具学会飯田賞本賞受賞者が義肢装具のこれまで,そしてこれからを熱く語る!
第一章:義肢装具の基本知識
義手の基本知識
義足の基本知識
上肢装具の基本知識
下肢装具の基本知識
義肢装具と社会支援
体幹装具の基本知識
歩行解析の基本知識
義肢装具製作の基本知識
義肢装具臨床現場と研究
第二章 義肢装具の進化(最先端の義肢装具と技術)
義手の進化
最新の 義足
3D技術を活用した上肢装具制作の取り組み
子ども達の活動を支え,「遊び」を引き出す義肢装具
下肢装具の進化
体幹装具の進化
理学療法士と義肢装具
歩行解析の進化
義肢装具製作の進化
作業療法士と義肢装具
現代経済学への挑戦!2008年金融危機、2020年パンデミックを経て、主流派マクロ経済学の変容と退化が暴き出された。レギュラシオン理論の立場から、ケインズの伝統から離れ、現実と歴史を見失っている経済学の現状と、専門に入り込み全体を見ない経済学者のあり方を、批判的に明らかにする。経済学者たちの対話の場を!
日本の文化的伝統に依拠しつつ、グローバリズムと対決した思想家群像。東北・会津の地から発する渾身の評論集!
刻々と変わりゆく現代社会はどのような様相を呈し、これからどこに向かうのか。本書はジェンダー、メディア、アート、ファッションという4つの観点から、デジタル社会の多様性と創造性を問う。