刈っても刈っても生えてくる雑草は厄介者ではなくバイオマスの優等生。温暖化防止・脱化石資源社会に向け草木バイオマスの活用に発想転換を。
多様化・複雑化する女性の消費行動を、人生の選択肢に沿って7つのタイプに類型化。“どのような道をたどるか”で市場を読み解く新たな視点。多様化する現代女性のライフコースに焦点を当て、それに起因する市場構造の変化や新たな消費動向を読み解きつつ、今後必要とされるマーケティング対応上の方向性について論じた。
去る6月6日に成立し13日に公布された金融商品取引法改正は、金融・資本市場の競争力強化のため、プロ向け市場の創設、上場投資信託等の多様化、証券会社・銀行間のファイアー・ウォール規制の見直し、利益相反管理体制の構築、課徴金制度の見直し等を柱としている。立案担当者が各改正条文について解説する。
妖しくも美しい翅ゆえに“歩く宝石”と呼ばれる甲虫オサムシ。その翅の輝きがうまれる秘密はもちろん、四季の生態や習性から、世界のオサムシの多様性、分子生物学が明かす系統と進化、遺跡や化石のオサムシが語る歴史、手塚治虫やファーブルとオサムシ、さらに捕まえ方・飼い方・標本のつくり方まで、昆虫ファンを惹きつけてやまない魅惑のすべてを収録する。
各病院レベルでの個別的な「病院原価計算」に焦点を当てて研究。日本病院界における実態を実証的に明らかにし、日本病院界における今後の原価計算洗練化の方向を明確にすることを目指している。文献に基づく歴史研究、アンケート調査データによる実態把握と統計的分析、インタビュー調査に基づく要因分析、インタビューに基づく事例研究、内部業務データ等に基づく定量的な妥当性検証研究と、多様な研究手法が活用されている。本書が対象とする病院業は定型化困難度が高いとされる高度専門的な人的サービスであり、そのアウトプットとしての各種サービスの同質性の検証も行っている。
大学教養課程1、2年生を対象とした生命科学の実習書。生体物質、細胞の動的構造と機能、植物組織の構造と機能、動物組織の構造と機能、生体の運動の5編から成り、計17の実験種目が含まれている。
今から一万数千年前イヌとの共同生活を始めて以来、ヒトは世界各地で、民族や環境、時代に応じ、使役の関係、食糧など、さまざまな家畜文化を形成してきた。現在、家畜は世界経済や政治にも密接に関連しバイオテクノロジーを含めて新たな関係性を築こうとしている。ヒトと家畜の歴史と文化を読み解き、家畜のもつ意味と問題点を探究する。
内藤記念科学振興財団の広報誌「内藤財団時報」に掲載された巻頭言シリーズ「若い研究者のために」を、30年の時を追って編集。
地球環境はいま、温暖化、生物多様性、化石燃料・鉱物資源の枯渇、環境汚染などの解決すべき問題が山積している。しかもこの問題群は複雑に絡みあい、また解決への道は平坦ではない。ではこれらの問題をどう理解し、いかに克服していけばよいのか。本書では、ミクロには見えにくかった各要素の関係をマクロにとらえ、複雑な問題を解きほぐすための新たな視点を提供する。環境問題の真の理解へ向けて。
豊饒なる臨床の「知」がここに集結。日本のうつ病臨床の到達点を報告するとともに、第5回日本うつ病学会総会の神田橋條治氏講演を完全収録。
第一線の研究者による初の入門書!素粒子の超弦理論の発展の中で見いだされた重要な幾何学上の発見である「ミラー対称性」。その基礎理論を、数学的側面から解説。
タイ・カオヤイの森での1000日間の記録。熱帯の森での動物による果実食と種子散布の謎を解き明かす。