世界中のワイン愛好家の聖地ボルドー・メドックを日本を代表するトップソムリエ、森覚が現地取材して魅力を解明。233本のメドックワインをテイスティングして魅力をコメント。
持続可能な生態系サービスの利用をめざしてー生態系管理に関わる評価と制度分析について環境経済学の観点から分析。これからの資源管理制度の設計に資する意欲的な研究書。
「環境先進国」として手放しに称える向きと、「実際にはうまくいっていない」というネガティブな評価と、両極端の情報ばかりが行き交うドイツ。点在する数多くの環境都市モデルから我々が学ぶべきエッセンスはなにか。いたずらに美化したり、過小評価するのではなく、現地ならではの視点で、エコシティーを巡るポリシーミックスの実像を探ってみたい。
「21世紀は環境の時代」と言われて久しい。環境・エネルギーに配慮した製品・機器の開発・サービスのみでなく、スマートシティ・スマートグリッドなどの社会的なイノベーションも進みつつある。また温室効果ガスの排出量取引や東日本大震災を踏まえた原子力規制が新たなビジネスチャンスにつながる事例もある。こうした背景を踏まえ、本書では、環境・エネルギー関連ビジネスを通じて環境貢献や社会貢献を実現しようとする事例を中心に、グローバルな視点で環境ビジネスの現状を紹介し、そのゆくえを予測する。
音楽プレーヤー、読書端末、財布としての機能まで有し、日常に欠かせないものとなった「ケータイ」は、私たちのコミュニケーションや社会の変化にどのように関わっているのか。メディア論やコミュニケーション論の知見から「社会的存在としてのケータイ」を読み解き、現代社会の一側面にせまる。
天涯孤独の千浦は、人間以外の動物や植物と会話するテレパシー能力を持つがゆえに、研究施設に監禁されていた。植物たちと静かに過ごしながら、これから出られる日を夢見ていたある日、施設を訪れた伏見と出会う。本来は人間に通じないはずのテレパシーが、伏見に伝わり、千浦は驚きながらも彼に助けを求める。伏見の助力のおかげで、無事施設から助け出された千浦だったが、彼に匿われ一緒に暮らすうち、彼の優しさに触れ、惹かれてゆくが…。
いまあらゆる組織が、これまでに経験したことのない状況や課題に取り組んでいる。そこで求められる“先取り志向”の着想と活動とは、プロアクティブな行動と組織とはいかなるものか。組織心理学の観点から、最新の研究成果を提示する。
大震災の記憶を刻む大地の公園を創ろう。地球との共生を学び、自然災害に備える知恵を日本列島に生きる次世代につなぐ、地質学・地形学からの提言。
新しい知見を盛り込んだ待望の第2版。初夢から始まって、除夜の鐘で終わる。生物学の超おもしろ講義。
公式テキスト改訂版に完全対応。テーマ別の要点整理+確認問題737問。豊富なイラスト・表で重要項目をしっかり理解。過去問題の「○×チェック」で実践に備える。過去問題の「傾向分析」「対策ポイント」付き。
縦割り組織は変えられない。すごい人材も望めない。では、どうすれば今の組織とメンバーで最大の成果を出せるのか?カリスマに頼らず、個を生かす。チーム組織のメカニズムを大解明。
適切な資源配分と環境保全の実現に市場メカニズムは有効か?具体的事例とその成功/失敗の理由を経済学的に説明。どんなケースにも対応できる応用力を身につける。
白昼に翳る滅びの国のファンタジー。今は滅びゆく幻の国々、やさしさにみちた破天荒な夢の世界、甦る軽妙な妖精達、惜しまれて他界した「偉大な大人の童話作家」がその絶頂期に残していった美しくも哀惜にみちたファンタジーの数々を初めて集大成。
ビジネス、経済、社会のしくみを変えるIT予想図がわかる。ビッグデータの個別・複合技術、プライバシー、位置情報認識技術・活用サービス、020、オムニチャネル・コマースなどをくわしく解説。
毎年春になると華麗に咲き競い、日本列島を彩る数々の桜。その姿が消えてなくなるなど、杞憂と思われるかもしれない。しかし、桜の未来を現状からだけで推測していいものか。生物は、一種一種が勝手に生きているのではなく、長い歴史を背負って、相互に直接・間接的な関係を保ちながら生きているのだ。わたしたちの身近に存在する植物の現状を知ることが、生物多様性を知るための、第一歩となるだろう。
2011年3月19日早朝、陸自のヘリCH-47JAは1台の赤外線カメラを据え付け、福島第一原発上空へと向かった。温度、圧力、水位を測るためのモニターはその機能を喪失、赤外線によって温度を計測するしかその術はなかった。