世界にはどのような甲虫がいるか。どんな生活を送り、どのように進化をとげてきたか。甲虫がどれほど多様かに答える。甲虫の分類から最新進化学までの15話。
多様性進化の頂点を極める!さまざまな証拠からカンブリア紀に生まれたと考えられる海洋微小甲殻類カイアシ類は、現在、地球上で最もバイオマスの大きな動物のひとつである。私たちはヒトを頂点とした高度・複雑化こそが進化と思いがちであるが、生命の本質が「はびこる」ことである以上、最多にして最も多様性を獲得した生物も地球の覇者といえるのではないか。浅海の底で生を営んでいた生物が、浮遊生活に挑戦しついには究極のフロンティアである他生命体へ寄生する道を歩みはじめ、さらに爆発的な多様化・バイオマスを獲得する水平進化の道を描き出す。小さな生命の大きな戦略に迫り、進化の本質を問う野心的試み。
英語ということばの輪郭と背景をできるだけ身近なところから分かりやすく解説した入門書。
田んぼに、コウノトリが舞い、小魚が泳ぎ、トンボの群れが戻った。いのちに満ちた水田を再生しようと、歩み始めた人々のメッセージ。
認知科学というのはなにせ領域が広いから、とても一回の「招待」では案内しきれません。そこで今回の「招待2」です。今回は言語獲得から人工知能まで、前回に劣らず多彩に、「心の研究」を紹介。
睡眠研究の草創期から携わる第一人者が、豊富な学識・経験をもとに、懇切丁寧な語り口でガイドする睡眠学の手引き。眠りにまつわる素朴な疑問・誤解の数々は本書で忽ち氷解。
本格的な放送・通信連携時代を迎え、メディア業界はどのように変わるのか、新時代の主役は誰になるのか、実現に向けた課題は何かー。大変革期に入った放送・通信業界の明日を見通す筆者渾身の1冊。
戦争と戦後がここにある。日本人の住まいの新たな創造を目指して鉄筋コンクリート造公営住宅普及のためにつくられた一九五一年度C型標準設計。その当事者が書き下ろした建築計画学の戦後から現在に至る全史。
巻を6回まで重ねた「数学の最先端」もこれで最終巻となる。現在進行しつつある研究の紹介から、これからの数学の方向、さらには数学と社会の関係まで、多岐にわたる話題が扱われてきた。本巻でもこれまでと同様、様々なトピックが取り上げられている。
理論と実証の両面から分析。「制度」「調整」「補完性」および「階層性」-資本主義の現代像を問う。広く政治経済学的視点から現代資本主義の構造と動態についての分析を踏まえて、高度成長からポスト・バブルの今日までの日本経済の変容を浮き彫りにする。
ヒトと動物の棲み分けが崩れ始めている。奥山から里にテリトリーを広げる森の動物たち。人里を跋扈するクマが問いかけているものは何なのか。ヒトを生かし動物をはぐくむ森のあり方を見つめ直し考える。
未来志向型社会・北欧世界の英知を言語文化とライフスタイルから解き明す!学際的アプローチによる新・北欧学への誘い。
地域の和、科学の眼、自然の力、元気な生態系を取り戻そう。
地域に根ざす企業の後継者育成への果敢な挑戦。老舗4軒のノウハウと全国9地域の斬新な実践を現場の目線で報告、中小企業の最大の課題「人材育成」に向けた真摯な取組みに学ぶ。