多様化・複雑化する女性の消費行動を、人生の選択肢に沿って7つのタイプに類型化。“どのような道をたどるか”で市場を読み解く新たな視点。多様化する現代女性のライフコースに焦点を当て、それに起因する市場構造の変化や新たな消費動向を読み解きつつ、今後必要とされるマーケティング対応上の方向性について論じた。
マイケル・ホワイトの創始したナラティヴ・セラピーは、社会構成主義をベースにしながら、文化人類学、言語学、フェミニズム等を援用した画期的な治療アプローチである。本書には、ナラティヴ・セラピーを初めてわが国に導入した著者による実践と臨床の記録がまとめられている。第1章〜第6章の各章では、冒頭で事例を示しケースに適用した中心的会話技法が解説される。その後、心理療法における会話技術と関連する文学的価値を考察する。さらに、セラピスト側から治療の影響を患者に返礼する実践を試行することで「会話ー文学ー返礼」的視点を用いた記述の厚みづけが図られている。また、巻末にはナラティヴ・セラピー&コミュニティーワーク国際学会への訪問記録の詳述も付録されている。
「自己流保健指導」から「プロの保健指導」へ。サービスの質を高める評価・改善ツール満載。
ダム建設、サンゴ礁保護、放射性廃棄物、砂漠化、遺伝子組み換え作物、狩猟など、世界各地で起こっている環境問題から12の典型例を取り上げ、持続可能な社会に対する意識と態度を培っていく。
加齢による変化は自分でマネージできる?サクセスフルエイジングの到達点英知とは?進化や脳科学と呼応する発達の見かたとは?知能から認知、経験知までー心理学の枠を越えた探究。
20世紀アメリカ・デザインの巨匠チャールズ&レイ・イームズが設計した自邸。長らくベールに包まれたその全貌が、新規撮影の写真(撮影:フィリップ・リュオー)とお蔵出しの図面資料で、明らかになる。なぜ、ロサンゼルスの海を見下ろす高台という最高の敷地を選びながらも、樹木に覆われ、後ろに崖が迫る、ありえない立地に建てられたのか?ただオシャレなだけじゃない、骨太建築家としてのイームズ夫妻の意図を岸和郎が推理小説のように読み解いていく。
去る6月6日に成立し13日に公布された金融商品取引法改正は、金融・資本市場の競争力強化のため、プロ向け市場の創設、上場投資信託等の多様化、証券会社・銀行間のファイアー・ウォール規制の見直し、利益相反管理体制の構築、課徴金制度の見直し等を柱としている。立案担当者が各改正条文について解説する。
グロタンディークのスキーム論を超えて代数・幾何・解析を融合させる現代数論幾何の重要なアイデアを詳説する。本書では、まず数の幾何、アラケロフ幾何入門として算術曲線や算術曲面上の場合を考える。さらに、一般の算術多様体上のアラケロフ幾何の基本事項を解説した後、双有理アラケロフ幾何の最新結果とそのラングーボゴモロフ予想への応用を示す。
妖しくも美しい翅ゆえに“歩く宝石”と呼ばれる甲虫オサムシ。その翅の輝きがうまれる秘密はもちろん、四季の生態や習性から、世界のオサムシの多様性、分子生物学が明かす系統と進化、遺跡や化石のオサムシが語る歴史、手塚治虫やファーブルとオサムシ、さらに捕まえ方・飼い方・標本のつくり方まで、昆虫ファンを惹きつけてやまない魅惑のすべてを収録する。
原則2ページの要点整理プラス過去問題とオリジナル問題による徹底チェック。新版東商テキスト・新試験に完全対応。各章での学習ポイント、欄外に用語解説、わかりやすいイラストなど、工夫しまとめた。
世界を駆けめぐるモノ、カネ、情報…しかしそれを動かしているのは生身の人間。国境を越える人びとの営みから「グローバル化」をあぶり出す。
自然環境保護と生物多様性保全のため企業とNGOの現場からの提言と活動報告。
膨大なデータを基に国際的なエネルギー需給構造を分析するとともに、国境税、排出権取引、クリーン開発メカニズムなど環境政策ツールの効果と課題を考察、持続的発展に向けた東アジアの新たな国際協調システムを提言する。
日本の町工場はなぜ生き残るのか。経済のグローバル化のなか、中小零細製造企業を主としつつも東西大都市地域に位置し、二大履物産地としてともに優位性を確立してきた、浅草と長田。両地域の未来に向けた取り組みなどを通して、大都市における製造業のあり方を探る。
身体全体で自然を感じ、手づかみで“知”を蓄えていった偉大な博物学者たちの営みを、流麗な文章と、息を呑むほどに美しい博物画とともに紹介。
各病院レベルでの個別的な「病院原価計算」に焦点を当てて研究。日本病院界における実態を実証的に明らかにし、日本病院界における今後の原価計算洗練化の方向を明確にすることを目指している。文献に基づく歴史研究、アンケート調査データによる実態把握と統計的分析、インタビュー調査に基づく要因分析、インタビューに基づく事例研究、内部業務データ等に基づく定量的な妥当性検証研究と、多様な研究手法が活用されている。本書が対象とする病院業は定型化困難度が高いとされる高度専門的な人的サービスであり、そのアウトプットとしての各種サービスの同質性の検証も行っている。
緑(植物)の効用、緑の育成に関連する数々の手法、緑化推進のための具体例などをわかりやすく解説。