そもそもPRとは何か。その答えをひとことで言い表すのは難しく、本書全体を通じて理解いただけるはずのものであろう。だが、ここであえて抽象度高く表現すれば、PRとは「世の中を舞台にした情報戦略」である。そしてPRの究極の目的は、「人の行動を変えること」にある。
世の中の常識を打ち破るために、君はどう立ち向かうか。
免疫の基本的な仕組みから新型コロナウイルスワクチンまで
臨床に役立つ免疫学の最新情報を解説!
編集:河本 宏(京都大学ウイルス・再生医科学研究所再生免疫学分野)
免疫の基本的な枠組みは20 世紀のうちにほぼ解明され、一時は「免疫学はもうやることがないのでは」などという声もあった。
しかし実際は21 世紀に入ってからも、免疫学は大きく発展した。たとえば自然免疫系の解明、T 細胞サブセットの発見、がん免疫療法の台頭などがあげられる。
本書では、臨床医が読んで「これは役に立つ」と感じられるよう臨床に直結する話題に絞って、免疫学の最新情報を解説する。
【目次】
・免疫応答の仕組み:自然免疫と獲得免疫の連携 (河本 宏)
・免疫学の歴史を俯瞰して現状と課題を考える (河本 宏)
・自然免疫が関与する炎症ー自然炎症と自己炎症性疾患 (改正恒康)
・自然リンパ球と呼吸器疾患 (大瀧夏子・久保田健太郎・茂呂和世)
・T細胞機能と細胞内エネルギー代謝 (山下政克)
・制御性T細胞 (大倉永也・坂口志文)
・PathogenicヘルパーT 細胞と組織炎症 (廣田圭司)
・インバリアントT細胞 (千葉麻子・三宅幸子)
・疾患特異的マクロファージの機能的多様性 (佐藤 荘)
・骨免疫学:創成から応用へ (室龍之介・高柳 広)
・生体イメージング研究により明らかになったこと (粟生智香・菊田順一・石井 優)
・腸内細菌叢とマルチオミクス解析 (加藤 完)
・神経免疫学 (内田萌菜・村上正晃)
・免疫チェックポイント阻害薬 (濱西潤三・万代昌紀)
・遺伝子改変T細胞療法 (池田裕明)
・サイトカインと抗サイトカイン療法 (原 侑紀・西出真之・熊ノ郷淳)
・自己免疫疾患発症機構に迫るMHCクラスII分子の新たな機能ー自己抗体の標的分子としてのミスフォールドタンパク質/HLAクラスII複合体 (森 俊輔・荒瀬 尚)
・近未来ワクチンーーパンデミックから生活習慣病まで (小檜山康司・石井 健)
・アレルギー疾患の発症予防 (斎藤博久)
・再生医療と移植免疫ーiPS細胞由来再生細胞を他家移植で用いたときに起こりうる免疫反応 (増田喬子・河本 宏)
・免疫不全症の新展開 (今井耕輔)
・免疫疾患とゲノム医科学 (山本一彦)
・ヒト免疫研究の重要性 (吉富啓之・上野英樹)
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