地球46億年の歴史の中で、多様な生物が生まれ、生物は多様性を維持しながら生存している。他種とかかわり、生き残りをかけ、生物たちは静かな戦いを繰り広げてきた。外部環境を知る能力を高め、種独自の情報処理系=環世界を洗練させたのだ。環世界とはなにか、その理解はなにをもたらすのか。生き物たちの不思議に魅せられ、世界を巡りながら考えた。生き物ってなんだ!?多様な生物を本当に理解するための旅。
場所を読み、場所を紡ぐ。具体的思考を巡る建築原論。
組織設計、人材育成、多様性…プロフェッショナル化の時代に対応する「個を活かす」組織と経営。
DNA多型分析・考古学・言語学の知見を統合して人類の歴史を再現。
地球上の生物の複雑多様な進化の謎は「自然淘汰」と「突然変異」のみで語れるのだろうか?答えは「否」!秩序ある生物世界に関しては、自然淘汰や突然変異も重要だが、これに加えて「自己組織化」が決定的な役割を担っている。すべての秩序は自然発生的に生まれる、と自己組織化理論は主張する。本書では、この理論に則って進化の様子を丹念に読み解いてゆく。さらにこの理論は、カンブリア紀の大爆発、生物のネットワーク、経済システムから、民主主義の生まれた所以にいたるまでを説明する。新しい視点からの理論的挑戦でわくわくできる一冊。
美の女神の背後にも微生物の影:長寿社会の健康とグローバルな環境を支える異次元ライフの秘密。
家族構成の分析を通して、世界像と歴史観を一変させる革命的著作。
食うー食われる、資源をめぐる競争…生物群集のさまざまな相互作用は、物質やエネルギーの循環を介して、生態系を大きく変えていく。群集生態学の新たな挑戦。
空間の広がりから群集をとらえる。生物が生きている「場」の大きさによって、種間の関係や群集の構造も異なる様相をみせる。スケールを変えて見ることで得られる発見がここにある。
身体全体で自然を感じ、手づかみで“知”を蓄えていった偉大な博物学者たちの営みを、流麗な文章と、息を呑むほどに美しい博物画とともに紹介。
多種多様な生きものがくらす自然豊かな森に入ると、多くの枯れ枝や倒木などを目にします。このような植物の残がいは菌類の働きによって分解され、ゆっくりと「朽ち木」になっていきます。そのような朽ち木に集まる昆虫の多様性を紹介するため、本書では、異なる「目」や「科」に属す昆虫たちを掲載しました。それぞれの種は、身近な環境で見ることのできるものや、おもしろい生態をもつもの、不思議な形をした種など様々です。
読書の楽しみを知れば、自然と本はたくさん読めます。著者の読書遍歴を振り返り、日頃の読書の方法を紹介。本書を読めば自分に適した読書スタイルがきっと見つかります。読書の達人による多読のコツを伝授。
数十億年というタイムスケールで生物の進化や生態を追う古生物学の魅力をフィールドワークや研究史上の興味深いエピソードをまじえながら、わかりやすく解説する。
建築構法の権威が語る日本の伝統建築の魅力と、保存への想い。多様性、フレキシビリティーと寿命、戦後の伝統木造の変遷、文化財建造物見て歩き。