本書は公衆衛生に携わる著者らの日頃の研究成果を踏まえて執筆。見開き1ページで一つのまとまりをもたせ、図や表を豊富にし視覚的な理解を容易にした。また、具体的な事例を引用し社会的・歴史的視点から説明している。
本書は、日本の各地で多様な学習者の学びや人権保障のあり方に関心をもつ人々に、多文化教育を多面的に把握してもらうことを意図して書かれている。また、はじめて多文化教育について学ぶ人にも、その広がりと奥行きが伝わるようにと構成されている。
本書は、河川・ため池・水田およびこれらの間に張り巡らされた水路網といった身近な水辺の自然とその改変について、生態学者の立場から述べたものである。水辺にはどれくらい多様な生物=生物群集が生息するのか、これらの生物群集がそこに生息できる、あるいは改変によって生息できなくなる理由やしくみはどのようなものか、これらの理由やしくみから考えて水辺の環境保全はいかにあるべきか、といったことが書かれている。
森林生態学の立場から森林と人間との多様なかかわりを包括的に語り、経済一辺倒の森林行政を脱して人と自然が共生するための森や里山をいかにして創出するか、森林再生への具体的な方法をさぐる。緑の山河を残すための21世紀への提言。
本書の第1、2章は北海道大学理学部数学科3年次の後期に講義される幾何学3(多様体入門)の内容に大体沿うものである。また第3章から第5章までで、トムの横断性定理、マルグランジュの準備定理とその応用、可微分関数芽の特異点の分類(特に、トムの7つの初等カタストロフィー)といった実特異点論の標準的な話題について解説した。第6章、第7章ではシンプレクティック多様体および接触多様体とそれらに付随したラグランジュ特異点およびルジャンドル特異点について解説した。第8章ではわれわれが最近研究した話題およびこの分野における現在進展中の話題として1階偏微分方程式論への応用の研究の紹介を行った。本書で詳しく触れられなかった話題については、第9章でわれわれおよびその他の人たちによる主要な成果と関連する文献の紹介を行った。
微分位相幾何学への初等的かつ直観的アプローチ。解析学を1年、線形代数学を半期学習した数学の学生向け。
一人で見るのがもったいない風景、どこを切り取っても絵になる街。建築家が案内する静岡発世界35都市。
本書は「イオンチャネル」研究に関しては初心者を対象に、生理学者の眼から見た本格的な「イオンチャネル」とは異なった視点から「イオンチャネル」というものを捉えている。
自らを「培地」とする初めての「動物細胞培養」に成功、ただいま子育て奮闘中の著者が実体験に基づいて語る生活体感生物学。
危機に直面し、われわれの経済システムはどこに行こうとしているのか。進化、制度、組織、歴史をキーワードに、内外の俊英が渾身の論究を競う。20世紀末批判的経済学の到達点。
公共事業の見直しなど、これまでの政策の再評価に対して、社会的に関心が高まっている。政策実施の上での、その効果への問いかけは、もはや研究段階にとどまらず、政策実施のうえでの重要な課題となった。サーベイ編と評価事例編の二部構成で、環境評価研究の展望と具体的な評価手法を紹介。
会計方針の多様性をテーマに、それに関わる経営者の論理と投資者の論理の両方に焦点を当てたことが、本書の第一の特徴である。会計方針の多様性が株式市場においてどの様に評価されているのかを、企業間差異、期間的差異、国際的差異という3つの側面に分けながら総合的に探究している。これが、本書の第二の特徴である。
日本の森を救う35の処方箋。
国際的視点から財務会計と管理会計を理論的、実務的に詳述。主要国の移転価格税制の最新情報を提供。
狂牛病、動物愛護、健康・環境問題を抱えながら、市場統合によって牛肉プロダクションチェーンはどういう方向に動いているのか。国、地域差を超えて全体像に迫る。