既存の学問が直面する現代の課題に東京大学新領域創成科学研究科が挑む。
本書は、11人の蚊類の研究者が人畜の有害蚊だけでなくいろいろな種類の蚊の生態について、日頃の観察結果を自由に平易な文章で記述・解説している。
本書は、熟練・技能・ノウハウなど、容易には表現したり伝達できないヒトに付随する個人的な能力ースキルーに注目し、企業経営におけるスキルの役割と意義を明らかにするとともに、企業としてスキルの継承さらには創造に取り組んでいくことが、新たな価値を創出し競争優位を構築する可能性について検証する。
本書は近畿7府県にすむ在野の研究者が協力してつくり上げた鳥類RDBであると同時に、地域の専門家のもつ生息情報を保全管理の基礎資料としての価値をもつ地方版RDBに加工する科学的システムを提案する書でもある。
吉川洋東大教授を筆頭に有識者が集い、経済低迷の本質を議論。イノベーションこそ日本経済の成長の鍵であり、将来の成長率の試算も含めて政策課題を提言。また、政策の具体的な将来像として「2010年の生活」を描写した短編小説も所収。
本書は、演劇・音楽・舞踊を介してワークショップを実施されている3名の鼎談をまとめ、また普段の活動を紹介したものである。
この国にはないもうひとつの社会。なぜこうも違うのか。「福祉国家」から「福祉社会」へ自らを変化させつづける「実験国家」スウェーデン。その最近事情を生活者の視点で報告する。
生物の分類・系統から細胞や遺伝子の働きと意味、最新のゲノム医科学や再生医学の基礎まで講義形式で楽しく履修できる。
矛盾した要求に応える方法は、あるのか。コンピュータでないとできないデザインとは、何か。自然生態系のように自由とバランスの両方を持った街はできないのか。それに応えるのは、YESとNOの間にあるものも受け入れてそれでいて混乱に陥らずにさまざまな課題を解決する、柔らかな科学。2002年日本建築学会賞受賞、地下鉄大江戸線飯田橋駅の作者が問う。
本書は2部より構成されている。第1部は初期発生ならびに母体と胎児の間の相互関係にふれている。正常発生と奇形の発生における構造と組織の働きについて説明している。第2部は生体の器官系の発生について論ずる。
ニホンザルと日本の自然が人間の営みとどのように関わりあいがあるのかを解く。
私たちの周りには、様々な形をした植物が、様々な生活様式で暮らしている。では、何がそのような多様性をもたらしているだろうか?失敗談や有望な仮説を考え出す過程など、研究成果発表の場にはあらわれない、試行錯誤の様子まで描きながら「研究する人生」の楽しみを紹介する。