学問というのは極端に走らないと面白くない!養老教授と第一線科学者による対談集第二弾。今回は脳科学、とりわけ脳とコンピュータ、人工知能やバーチャルリアリティなどの最先端研究をとりあげる。文系ビジネス人にも興味津々のトークバトル。
国際共同研究によるNGO版『アジア環境白書』シリーズの第3弾。これからの21世紀におけるアジアの環境問題を考えていくうえで避けては通れない重要テーマを意識的に取り上げ、やや大胆に、かつ先取り的な問題提起を行い、一国単位を超えた「リージョン」(region)という独自な視点にもとづく問題整理と課題提起を新たに試みている。さらに、できる限り具体的な提言や今後に向けての具体的な行動提起をとりまとめている。
構想力を磨き、組織を動かすための知的トレーニング!一歩先行く企業は、ニーズをどのように見抜き、戦略を立案、実行しているのか?その論理を徹底的に解明する。
本書では、植物育種を実践的技術として位置づけ、遺伝学や生物工学技術(バイオテクノロジー)に関連する記述を最小限にとどめ、育種技術の基本原理を体系的に整理し記述するとともに、農作物の繁殖様式と植物集団の構造との関連に基づき、作物育種の基本原理を体系的に整理して記述した。遺伝子、染色体、ゲノム、個体、集団のあらゆるレベルの原理を包括的に解説した。組織培養、細胞融合、組換えDNAなどの生物工学技術を作物育種の部分技術として位置づけた。国際的に深刻化している遺伝資源、品種、種苗、遺伝子をめぐる知的所有権問題をやや詳しく論じた。組換え作物の生態系影響評価や組換え食品の安全性評価について記述した。
筆者として三訂版にぜひ書き足したかったのは、ゲノム科学の進展である。とくに、21世紀の始まりを象徴するヒトゲノム・プロジェクトの完成は、本書のような入門書でもできるだけ早く紹介すべきテーマである。そんなわけで、「囲み記事」を含めて、第9章の記述の更新にとくに力を注いだ。ゲノム科学の進展は生物科学の枠組みにも大きな影響を与えつつある。そのことを念頭に置いて、第1章にもかなりの程度変更を加えた。
自然科学の立場から平明かつ簡潔に解説した大学初年級向けのテキスト・参考書である。地球規模の環境問題について現象面を中心に説明し、その原因としてのエネルギー問題、人口問題、ゴミ問題などをあわせて解説する。説明にあたっては、数式の使用は最小限にし、図・表を多く用い、本文中に小問を設けるなどして、自然科学になじみのうすい学生が理解できるよう配慮している。発展的な内容やトピックスは適宜囲み記事の形で説明を加え、また、最新のデータに基づいた科学的・技術的な解説とともに、社会的対策としてのコスト面についても言及している。なお、改訂にあたりデータを新しくするとともに「化学物質」、「ごみとリサイクル」の章を新たに設けた。
神経系や神経細胞の機能を理解するのに必要な基礎知識を学ぶための神経生理学の教科書。神経生理学を専門としたい学生たちに学部学生レベルから専門へのステップアップを助けることを目指して構成している。
モチベーション専門コンサルティングファームのトップが「個人と会社の新しい関係」を説く!新時代の経営者・マネジャー必読の書。
本書ではセルロース材料をこれから学ぼうとする、あるいはある程度セルロース材料を扱ってきた学生、大学院生、研究者、技術者を読者対象とし、セルロースの基礎から応用・最先端の研究レベル、さらには将来の展開の可能性までをできるだけ幅広く、著者の独りよがりにならないように、わかりやすく紹介することを心がけて編集した。
アラブ音楽を知る!アラブ音楽は西洋クラシック音楽の先祖?!知られざるアラブ音楽の世界を、“ホンモノ主義”の筆者がアラブ現地体験談を織りまぜご紹介。歴史と伝統音楽、スター歌手、民族楽器などについての貴重な情報が満載。
複素超曲面の特異点は、微分位相幾何と代数幾何の両者にまたがるテーマであり、本書はこの主テーマを、ミルナー・ファイブレーション、エキゾチック球面、代数的集合、曲線選択補題、モース理論、ブリスコーン多様体などの豊富な話題と具体例を盛り込んで明快に解説している。
グローバリゼーションの波の中で今なお深刻な食糧難に喘ぐアフリカや東南アジアの低開発国の視点から現代世界のフード・セキュリティー問題に鋭くアプローチする。農業政策から開発・食糧援助、食糧の生産・流通・管理システムに至るまで、地域の社会・経済的背景の分析によって食糧事情の多様性を浮彫にし、食糧確保のための真に有効な戦略とは何かをさぐる。
国際環境法を学ぶのに役立つ条約・宣言を収録。主な条約に解説、用語解説を付した立体的構成。資料として、国際環境判例・事件。“解説つき国際環境条約集”の決定版。
二〇〇四年に創業一五〇周年を迎えるルイ・ヴィトン。本書は、その日本での歴史ーひとつのブランド・ビジネス・モデルがつくられた二五年の物語。ルイ・ヴィトンジャパンの社長が語るリアル・ブランド・ストーリー。
本書の第一論文は、そのほとんどが独占禁止法と民法学に関する叙述で占められているが、競争法という体系観のなかに知的財産法を位置づける私にとっては、市場と法の役割分担という視点を打ち出す本論文は、発想のもっとも基本となる部分に関わるものであるので、本書の冒頭に配置した。第二論文は法学教室に連載されたものである。『知的財産法』では教科書の冒頭に総論を配している関係で、なかなか具体の解釈論に結びつけて総論を解説することができないでいることを補うために執筆したものであり、初学者向けの体裁をとってはいるが、著者の理論の一つの到達点を示すものである。第三論文以下は、それぞれ特許発明の定義や、特許権と独占禁止法との関係、インターネット上の著作権問題など、最近、著者が書き上げたもののなかから、総論に関係の深いものを選んでいる。