ヨーロッパ連合(EU)の環境行動計画、大気、水、廃棄物、騒音、製品、環境管理等、ヨーロッパ環境法の体系・環境政策を詳述。連合法、ヨーロッパ裁判所の判例を中心とする行政的・司法的救済を解説。ヨーロッパと日本の環境法の比較研究。
世界社会フォーラムの多様な思想的潮流を再定義し、国境を越える民衆運動の創出をよびかけるアンチ資本主義統一戦線のラディカルなプログラム。著者の「日本語版へのまえがき」を付す。
競争のない多様な学校、学校を選ぶ親の権利、教師の授業の自由ー日本の教育を蘇らせる為に。
新しい世紀を迎え、化学が異分野と接点をもちながら、電子材料などの機能材料やバイオ技術の基盤となる生体関連化学、さらに持続可能な環境調和技術などの中心的科学としていっそうの展開をしようとしている。有機金属化学は、境界領域の化学であり、本書では全元素の化学という立場で基礎的事項のエッセンスをまとめるよう努めた。とくに、有機合成に用いられている遷移金属触媒や遷移金属錯体を用いた有用な工業触媒に関しては、いくつかの有機合成や分子変換反応プロセス反応に絞り、その考え方や重要性を解説することにより、有機金属化学の有用性を記述した。本書では、学部学生から大学院生を対象に、「有機金属化学の考え方」が分かるように有機金属化学に関する基礎知識をできるだけコンパクトに書いた。
本書の重要な考え方の一つは、企業における業務とは、人・プロセス・テクノロジの適切な組み合わせであり、この順番で重要であるということである。現在の市場は細分化が進んでおり、消費者の行動の変化も大きくなってきている。こうした変化に迅速かつ的確に追従できなければ、お客様の満足を得られず、販売機会を逸し、売れない商品の山を抱えてしまうことになる。これを解決する鍵が、本書で繰り返し説明されている人とプロセスへの十分な配慮なのである。
外国語教育は様々な目的のために行われ、その内容や評価の仕方に共通の認識があるとは言い難いのが現状である。こうした中、EU諸国では、今まで国別に行なっていた外国語教育を、域内共通の参照枠に基づいて行おうとしている。そこには、カナダをも含む各国の専門家たちが三十年以上も積み上げてきた議論の裏付けがある。その議論の総まとめになる本書は今までの考え方を整理し、包括的な視点から位置づけを行い、「複言語・複文化主義」を基盤に据えた、未来を担う新しい考え方を提唱している。
この本の主題である生物多様性ほど、今日人類に差し迫った科学的問題を想像することはできない。生物多様性は進化の中でどのように育まれてきたのか。なぜ人類にとって決定的な意味をもつのか。どうすれば守ることができるのか。ウィルソン博士は豊富な体験と驚嘆すべき博識にもとづいて情熱的に説きあかしていく。「生物多様性」を地球環境問題のキーワードにした名著。
下巻には第三部「人間の影響」を収めた。いま人間の活動によって、どれほどの生物が絶滅の淵に追いやられているのか。生物多様性という資源には、人間にとってどのような価値が潜んでいるのか。ウィルソン博士はこれらのことを豊かな具体例をあげて明らかにした上で、世界の生物多様性を守るための方策を明確に示し、地球環境のための新しい倫理を提唱する。
経済学の保健医療への幅広い応用を学ぶ。ロンドン大学(熱帯医学衛生学大学院、LSE)における講義をベースにした、「世界標準」のテキスト。医療や公衆衛生に関わる人たちにも最適の入門書。
市民・生活者の論理から、共に築くサステイナブルな環境・地域・文化。「造る」から「営む」建築へ。
数学者から見える、可能性に充ちた量子論の世界。多様体にかわる新たな概念を構築、刺激的な論理へ読者を誘うこれからの数学と物理学に贈る、幾何学者からのメッセージ。
「廊下を歩いていると左側の物によくぶつかる」「自分の左側にいる人が見つからない」「食事の左半分を食べ残す」(左側半側空間無視症状)など、主に脳卒中によって、ある特定の領域(空間)が認知できなくなる「半側空間無視」の複雑な障害像について、さまざまな臨床検査の結果やリハビリテーションのための訓練課題を紹介。治療やリハビリに関わる専門家が、高次脳機能障害とその周辺問題を十分に理解し、適切な介入と対応の方策を考えるための貴重な一冊。