これからアジアでは、中国の影響が増大し続けて、リーダー的存在になっていくであろうと言われている。著者自身は、アジアに、日本とアメリカと中国による経済以外の面を含めた力の均衡が生じることが、他のアジア諸国の活性化のためにも良いと考えている。こうした中で、日本の最も得意とする経済の分野において、日本の組織競争力がどうなるのかが問われている。欧米流個人主義に走るのか、それとも日本の特殊性を主張して従来のスタンスを守るのか、または、アジアから理解され、やがては尊敬されうる「和して同ぜず」型の組織内力学に向かうのか。今こそ分岐点に立っている。
多様な生物たちが、多様な関わりを持ち、多様な暮らしを進化させた琉球列島の生物たちの不思議さを科学的に解明する。
本書は、雑誌「現代数学」に10回にわたって連載したものに基づいている。大学初年級から中年級へかけての「解析」は、今過渡期にあり、そのカリキュラムはまだ定着していない。本書では、旧来の「微積分」に「ルベーグ積分」と「ベクトル解析」の基礎を加え、「複素関数論」の入口に及ぶ範囲で、最小限の骨組を現代的に述べる。また、復刊に際し、若干の字句と脚注での引用文献について、最少限度の変更をさせていただいた。
「みらい」を発明しよう!ぼくたち・わたしたちのケータイで世界をいかにデザインするのか-豊かなモバイル社会を実現させるために今、考えなくてはならないこと。
現代世界の主要アクター中最も新しく、かつ国家等他のアクターを超える弾力性をもって、平和・人権・貧困・環境等、今日の最先端課題と取り組むNGOは、その自発性と非営利性と相まって、現在の国家・企業型社会に代わる未来の地球市民社会展開への重要な予兆であることは疑いない。このNGOに関し研究者と活動家が一丸となり、理論、類型、他のアクターとの関係、実態等の全てにわたり包括的に論究した、地球の未来を考える万人必読のテキスト。
子どもの目線でつくる生活環境。子どもにとって優しい環境は障害者や高齢者にも優しい環境。子どもの目線を借りて、まちづくり、学びの環境、癒しの環境という三つの生活空間を見直しリニューアルする試み。
本叢書は、「共生」概念の明確化、現実社会における「共生」の実質化の方策、「共生社会システム」の解明などに関する、農業経済分野からの壮大かつ野心的な挑戦である。
2007年問題、ニート、人口減少-日本唯一の資源「人」が枯渇する前に、非正社員をも「育てる」ことが急務だ。迷走する成果主義によって不安定化する人事制度の新たな方向性を指し示す。
サステイナブルな地域社会をつくる鍵はスウェーデンにあった。過疎化、少子化、財政赤字はこうして解決する。
Web2.0、ロングテール、ブログ、SNS、検索連動型広告etc.最新キーワードと基本知識が、この一冊ですぐにわかります!2時間でビジネスに使える入門書。
世界にはどのような甲虫がいるか。どんな生活を送り、どのように進化をとげてきたか。甲虫がどれほど多様かに答える。甲虫の分類から最新進化学までの15話。
実務経験も深いクレジット市場の第一人者が、日本のクレジット市場の歩みを検証し、その特徴を明らかにするとともに、将来を展望する。実務家、研究者待望のテキスト。
先進資本主義諸国において共通にみられるワークフェアと呼ばれる動向の理論的・経験的分析を踏まえて、市場経済移行以前および以後の中国におけるワークフェアの特質を明らかにする。