多様性進化の頂点を極める!さまざまな証拠からカンブリア紀に生まれたと考えられる海洋微小甲殻類カイアシ類は、現在、地球上で最もバイオマスの大きな動物のひとつである。私たちはヒトを頂点とした高度・複雑化こそが進化と思いがちであるが、生命の本質が「はびこる」ことである以上、最多にして最も多様性を獲得した生物も地球の覇者といえるのではないか。浅海の底で生を営んでいた生物が、浮遊生活に挑戦しついには究極のフロンティアである他生命体へ寄生する道を歩みはじめ、さらに爆発的な多様化・バイオマスを獲得する水平進化の道を描き出す。小さな生命の大きな戦略に迫り、進化の本質を問う野心的試み。
動植物について発生・形態・構造・進化が関わる様々な事項を迫力のある写真やイラストを用いて解説した百科事典。
ブログ、SNSなどの浸透にしたがって、これまでとまったく異なったコミュニケーションをしている人が増えている。インターネットを通じて知り合い、意気投合し、恋愛関係にいたる。こうした行動は現実の人間関係の希薄さの表れなのか。また、匿名メディアである電脳空間は危険な犯罪の温床なのか。ウェブを介した恋愛の実際やネット発の純愛ブームの背景を取材。同時に、新ツールがもたらした新時代の恋愛観の本質に迫るルポルタージュ。
生物としてのヒグマ・ヒグマと人との関わり・現代社会におけるヒグマを巡る諸問題を考える、分野を超えた総合的学問「ヒグマ学」初の解説書。
「歴史的意識」を学ぶ、「無知」を知る。経済学の巨人たちと「対話」し続けてきた著者が初めて自らの学問的信条を率直に語る、知的誠実さに満ちた教養論。
人間言語に共通する特徴(普遍性)と変異の幅(多様性)を見出すために、世界中の多数の言語を比較し、言語の全体像やその構成部分を形式的特徴に基づいて分類するのが言語類型論である。その方法論と知見に馴染むことは、種々の文法理論、日本語学、言語獲得や言語心理学を専攻する人にとっても今後ますます重要になるだろう。新しい研究成果を取り入れながら、基本事項を明快に解説したテキスト。
英語ということばの輪郭と背景をできるだけ身近なところから分かりやすく解説した入門書。
田んぼに、コウノトリが舞い、小魚が泳ぎ、トンボの群れが戻った。いのちに満ちた水田を再生しようと、歩み始めた人々のメッセージ。
私たちが毎日口にする「食べもの」は、今、国家と多国籍企業のグローバルな支配下にある。農業の工業化による自然と食文化の破壊をえぐり、スローフード運動の先駆性を認めつつも、それを超える新しい農と食のあり方を考察する。
ジェンダー、ジェネレーション、組織文化…異文化間のコミュニケーションが市場を創出する!前川製作所、ユニ・チャーム、千葉ロッテマリーンズ、IBM、花王…事例を満載。
チームの底力を引き出すリーダーのビジネススキルを徹底習得。