産業社会から情報社会への移行に伴い、人々の価値観がモノ中心から人間中心へと変化している。モノや現実と情報との関係も、新しい概念や取り組みが登場してきている。こうした新しい情報社会におけるソーシャルデザインのあり方を、設計科学の視点から、情報社会学の最新の研究成果により明らかにする。21世紀を構築していくための「情報社会・学」。
越境者たちはホスト社会にどのように「編入」されていくのか。移民を前提とする社会が目前にせまっている現在、本書は、東アジアにおける様々な「編入」のフェーズから、移民や難民の受入れ過程を解き明かす。
「美のための美」はなぜ進化したのか?メスが美的感覚をもとに配偶者を選び、オスを改造していくー世界的鳥類学者が刺激的な新説を提唱し、華麗な鳥の羽から人間の同性愛まで、従来の進化論では解き明かせない美と性の謎に斬り込む野心作。ピューリッツァー賞(2018年)ファイナリスト。ニューヨークタイムズ紙「年間ベストブック10冊」(2017年)選出。
研究者に占める女性の割合、まだ17%!日本、欧米諸国、中国における科学技術分野の女性参画拡大政策を、統計データや口述史、インタビューを通して分析。日本の現状と課題を描き出し、これからの科学技術・学術分野におけるジェンダー平等推進の諸施策を示す。
女性たちの100年闘争。ジェンダー平等が進んできた現在でも残る男女格差。その構造を歴史と詳細なデータから解き明かす。
本書は、産婦人科医が更年期にある女性を中心に、中高年女性をトータルとして観察しながら診ることが重要であることを強調し、意図して、企画・編集。少しでも中高年女性のQOLの向上に貢献することを祈念するものである。
マナーの世界的権威が書いた、国際ビジネスを展開するエグゼクティブが心得ておくべき日常の交際、会話、服装、手紙、行動などの国際マナーの基本書。
分析と証言の両面から新聞社の実態に迫るフェニミズムのフロンティア。
本書は、中国における女性学を概観できるように編纂された論文集である。収録した論文の内容は、中国の女性学自体を語るものから、中国女性の現状および歴史を女性学の視点で分析したもの、さらにフェミニズム文学批評まで、広い範囲にわたっている。著者たちは、中国女性学の第一線で活躍しているさまざまな分野の研究者である。
本書は、著者自身をはじめとする建築・都市計画の専門家と、歴史家、デザイナーなど、さまざまな人々との協働作業を通じて、「場所の力」を顕在化するための理論と実践について著されたものである。
本書の構成は、「女性労働」、「性と生殖」、および「家族」という女性の生活圏をカヴァーする論考を配列し、そのような女性の生きる空間に軸足を据えながら、社会と歴史をみる視点を探究する分野である「女性学、そして女性史」の問題を論じるかたちをとっている。