わが国国公立大学において最初に設立された静岡県立大学経営情報学部の経営・会計系を中心とした気鋭の執筆陣による意欲的書。情報化の急激な変化に対応し、現在の講義内容に最新の研究成果を加えた、学生だけでなく、研究者にとっても貴重な情報源となる一書。
ポスト工業化の知識社会への転換に、経済学の理論はどのように分析のメスをふるったらいいのか。いままで、マルクスの理論を長く学んできた立場からの1つのこころみとして解き明かす。
コロニアルからポストコロニアルまで。アメリカ文学史を読み直す。本書は、アメリカ文学とその歴史を学ぶ人たちのために編集された定評ある入門テキスト『アメリカ文学史』の新版である。新大陸の発見から現代の文学史的動向まで、各時代の社会・文化・政治などの流れを背景に小説・詩・散文・劇・批評の各ジャンル別作家、作品の特色をコンパクトに解説する。アメリカ文学/文化を多角的に理解できる一冊。
輝きはじめた女性農業者たち。日本の女性農業者は、いま大きな自己変革を遂げつつある。これまでの農業労働・人間関係を超えて環境保全・地域問題を担う主体へと。その道程を独自のジェンダーの視点から論述し、女性学に新たな領域を拓く労作。
“ジェンダー”と女性の“病”が交差するトポスでいま、何がおこっているのか?理論と実践、大学と現場、個人と社会はどう関わるかを真摯に問いかける気鋭の論集。行政・NPO・研究に携わる9人の報告。
社会政策学、政治学、メディア学、コミュニケーション学、英文学、文化人類学…「ジェンダー」が学際的な教育・研究領域となった現在、ジェンダーの視点から個々の研究を再構築する横断的な試み。
顔にあざのある女性たちはどのような苦しみを抱え、どのようにその只中を生きているのか!?彼女たちによって語られたライフストーリー=「問題経験の語り」に目を向け、その存在や苦しみを可視化し、「問題経験」の軽減の方途も探ろうとする、精緻な研究の成果。
GDPが増えても幸せは増えない日本ー。ミクロ・データ分析により、日本人の幸せの姿を描き出す。
どの女性にも訪れる更年期ー。中高年の女性の研究におけるアメリカの第一人者であり、看護婦でもある著者が、更年期のさまざまな症状に悩む女性たちにむけて、看護の視点から、閉経の基本的なしくみ、症状への対処法、ホルモン補充療法、医師やケア提供者とのつきあい方について、著者自身の体験や多くの女性の声を交えて優しく述べます。セルフケア・チェックに利用できる記録方法を収録。
本書は、東京都立大学都市研究所の共同研究プロジェクト「大都市の地域経済構造の変化に対応した環境の保全・創造に関する総合的研究」(1992年〜1996年)の分担研究のひとつである「大都市における水環境意識の調査研究」の成果をまとめたものである。大都市に焦点をあてて、そこに住む人々の水環境に関する意識と行動について調査。調査の過程では、東京以外の大都市、たとえば千葉県君津市の水問題対策についても調査し、文献的には、日本国内の他の大都市の水環境についても研究し、それらの知見をもとに、全国的視野で、東京都という巨大都市の水環境について見直している。
目ざましく発展するポピュラー音楽研究の最新動向。社会学、音楽学、記号論、構造主義、フェミニズム…相互に関連し合う多彩な学問領域からのアプローチが進む英語圏の現状を一挙に紹介する。第一人者による待望の翻訳。