本書で取りあげているのは、身のまわりで見かける普通の虫ばかりである。だが、読みすすむにつれて、あなたはすぐ近くに知られざる驚異の世界が広がっていることを実感するにちがいない。私たちは虫についてあまりにも知らなさすぎるのだ。自らも養蜂業を営む女性ナチュラリストが、それぞれの虫についての基礎的な事柄から専門知識にいたるまでをわかりやすく解説し、自分の体験をもとに、昆虫と楽しく付き合うコツについて愛情豊かにつづった知的冒険の博物誌。
元始、女性は太陽であったのか。人類の歴史を書き変える性考古学の快著ついに登場!日本はもちろん世界の考古・古代史家が置き去りにしてきたジェンダーの視点から新しい先史・古代史像を構築しようとする画期的な試み!考古・歴史ファン、女性読者、必読。
本書で著者は、性による分業論の克服の視点から、家族・労働・教育・社会保障などの各領域毎に法制度を総点検し、望ましい法の姿を追究しています。第4版では、データを改めるとともに、セクシュアル・ハラスメントの問題、男女雇用均等法の改正への動きなど、新しい情報を織り込み、いっそうの充実をはかりました。
行動心理学から新時代を読む渾身の書下し!今の時代のトレンドセッターとしての女性たちの行動そのものを追いながら、むしろその行動をつき動かしている心理学的な情動のしくみを明らかにしてこれからの時代の予測をし、男女の幸福、人間の幸福を考える。
本書は、部下や同僚の女性に自信をもって接しきれない、愛すべき男たちを対象に書いた。常々女性の行動様式にはクエスチョンマークを感じる-という向きにも、ぜひ読んでもらいたい。
女性のなかには、もっともっと素敵な「自分らしさ」が隠されている。貴女がそれに気付けば、新しい強い風が吹き始め、未知の風景が広がってゆくことだろう。そんな新たな自分を発見するための、とっておきの秘訣集である。
男女の愛をめぐる謎を究明するために、ドイツの有名なマックス・プランク人間行動学研究所が、大規模な調査と実験のプロジェクトを組織した。そのチーフをつとめた著者が、日本での比較実験と米国での研究も参照しつつまとめたのが本書である。驚くべき事実の紹介とともに、男女の駆け引きの裏に秘められたメカニズムと生物学的な法則を明らかにする。
分析と証言の両面から新聞社の実態に迫るフェニミズムのフロンティア。
古いしがらみに捕らわれた女たちー。新たに未来へ踏み出す女たちー。多様性の中で生きる女たちをとおして見るインドの社会と文化。
長年にわたって、女子学生を教えている教授たちが、インタビューとデータで描き出す現在の女子学生の素顔-そのパワーと限界。そして、日本社会が彼女たちにのぞむもの。
リンネの「哺乳類」(ママリア、字義どおりには乳房類)という新しい分類名は、当時定着しはじめた(乳母ではなく母親自身の)母乳による子育ての流行を色濃く反映していた。革命の象徴でもあった乳房は、いつしか中流家庭内のつつましい良妻の象徴へと後退を迫られてゆく。本書は乳房の形や性器の形状を科学の名の下にうんぬんする博物学者の虚妄と、「自由、平等、友愛」をうたった啓蒙の世紀のジェンダーの罠をあばく。
本書は、NIH女性健康局と国立看護研究所が中心となって91年に開催されたワークショップ「出生前遺伝検査ー女性への衝撃」の講演記録を元に刊行されたものである。
身近な現代の女性問題から女性のエンパワーメント・連帯のため男女平等な共生社会を模索。北京宣言を始め、数々の参考資料と女性問題関連略年表掲載。
本書は、「言語研究の現時点から未来への展望」を中心とした学術的論考を編集したもの。