着実に社会は変わりつつあるが、さまざまなデータは、現実には、相変わらず女性が家庭を優先し、仕事を二の次にせざるを得ないことを示してきた。男性の正社員や常用型派遣労働者は仕事重視志向が高いのに対し、パートタイマーや女性の派遣労働者は生活重視指向が強くなる。本号では、女性の視点からワークライフバランスを考える。
本書は、10年、100回以上にわたって行われている「精神分析的精神療法セミナー」の実践記録を基に、今までの類書にない新しい効果的演習方法を公開するものである。神経症圏からパーソナリティ障害、精神病圏といったあらゆる精神疾患を取り上げ、スーパーヴィジョンによる症例の徹底検討とそこから浮き彫りにされる基本的精神分析概念の学習討論を通して、精神分析的精神療法の基本的技法を身につけることができる。
女性経営者として、ビジネス人生フルマラソン。その経験とノウハウで中小企業支援を行うとともに、他方で経営を体系的に学ぶ機会のない方々に向けて「NPO法人女性のためのビジネススクールメビウス」を主宰。ビジネス実践の折々に書き記された独自のエッセイ的経営論、そのビジネスセンスに基づいたユニークな家庭経営は出色。女性経営者必読の書。
過去問題集+テキスト=オールインワン過去問集。講義ページで最重要項目の知識が身につく。「基礎力チェック」で基本事項を手軽に確認。合格に必要な過去問をセレクトして体系的に収録。出題傾向分析、問題の重要度表示で学習効率UP。平成22年代本試験問題を追加。
「ジェンダーに関わる多領域をカバーする」「女性の人生の節目を取り上げる」「最新の法律等の情報を盛り込む」ことを基本方針として、女性をめぐる現代社会における問題について、ドラマやマンガ等を用いながら分かりやすく解説した1冊。
制度学派の建設者の一人として知られているソーンスタイン・ヴェブレンの消費論、すなわち制度主義的消費論をテーマとして、著者が発表してきた消費に関する論考に加筆・修正を加えたものをまとめた。
生物学的精神医学と精神病理学は、精神医学を支える二本の大きな柱である。本書では、著者が最も学問的関心を寄せる統合失調症の妄想論を中核として、幻聴の臨床研究、昨今の操作的診断に対するアンチテーゼから、ワイツゼッカーの主体概念についての考察など、日常臨床のフィールドを総合病院とする著者の境界的クロスカルチュラルな刺激的論考が展開される。現場からのフィードバックによる精神病理学的理解の深化により治療の場を構造化し、精神療法的面接技術を応用発展させることを目指した試みと言えよう。