本書は、ベーベルの女性論を、没後九〇年を経て、再考するものである。
本書は、高齢女性の健康増進のためのホルモン補充療法に関する総合的研究班の第二期の3年間の活動を集約したものである。内容はHRTのガイドライン、研究班の全体および個別研究のまとめ、そしてHRTの基礎、臨床にわたる一般的知識、提言と、初版と同じ構成になっているが、HRTに関する研究の進歩とWHIをはじめとする大規模臨床試験の結果を取り入れてガイドラインを改訂し、またそのほかの内容もupdateなものとした。
本書は、離婚の流れや法律の基礎知識に加えて、離婚後の生活を送っていく上で、「知っておきたい情報」をかなりのスペースをさいて紹介している。また、子連れ離婚の場合、何より気がかりなのは子どものことですが、その問題にはあえて触れず、「離婚時のお金」の問題に絞って解説している。
本書の目的は文化人類学的調査によって得られたデータをもとに、以下の二点に焦点を当てながらスリランカ南岸海村の家族と地域社会の変化を考察することである。第一に家庭運営に責任をもつ女性の役割に注目する。アジアの海村は近年になって開発政策の影響を受け、グローバルエコノミーに巻き込まれ、その生産活動や人々の生活は急激な変化の途上にある。このような変化に家事の担い手である女性はどのようにし対応し、いかなる生き方を選択しているかをみていく。第二に漁撈活動を通じて、独立性の高い家々の集合体として臨海域で生活してきたこの地域の人々が、国家の政策に呼応する形で地域的なまとまりのある実体として集合していく過程を迫っていく。
女性史・女性学の成果。「女らしさ」をはじめ、文化として形づくられた女性像を問い直し、男性中心の思考法を再検討する。新しい女性像を確立するために。
相談は臨床的であり、社会的実践である!「相談の女性学」研究から導き出された勇気と批判的視点によって、相談という社会的実践の力を明らかにし、理論化して多くの人びととの共有をめざす。
変化の直中にあるアボリジニ社会。その歴史的背景や社会的実践のあり方を、しなやかで力強い生き方を見せる女性たちに着目して描き出す民族誌。男女の関係や平等のあり方は決してひとつではないことを示し、人類学的方法のオルターナティブを提案する。
本書は、わが国で行ってきた労働衛生工学の各課題はもとより、欧米のインダストリアルハイジーンで扱っている課題まで広く網羅して、労働衛生の国際化にも対応できるように考えている。
子どもの育ち方や遊び、女性の表出的役割などから、「自分探し」、ノスタルジー、孤児物語、ユーモアに至るまで、業績達成を超えて自由を考察し、アイデンティティを再編する。