女性学/ジェンダー研究とは…「自尊感情の育み」にかかわる理論実践である。それはまた自らの「痛み」を通して社会のあり方に問いをむけるまなざしの深さと、「当事者性」が問われる、とてもスリリングな知的実践である。
現代の女性が抱える諸問題を浮き彫りにして、“現代を女性として生きること”についての問題点を提示し、女性としての現代の生き方を探り・考える。
地理学的方法を駆使して行った国際的比較研究で得た知見に基づいて、著者はこう政策提言する、「日本の少子化克服の鍵は、保育と女性就業が両立し得る地域社会システムの構築にある」と。
社会政策学、政治学、メディア学、コミュニケーション学、英文学、文化人類学…「ジェンダー」が学際的な教育・研究領域となった現在、ジェンダーの視点から個々の研究を再構築する横断的な試み。
実践経営学の立場から、現在求められている時宜にあった経営課題を意識しながら、理論を展開。特に現代日本企業の経営教育論を発信することを狙いとした。
基礎知識を紹介し、学ぶよろこびと専門的知へ誘うジェンダー入門書決定版。さまざまな分野で先端的にジェンダー研究に取り組む執筆者陣が、身近なテーマから、言語、芸術、文化、制度・構造、グローバル社会にかかわる問題まで、わかりやすく解説する。
本書では、どのようにすれば、強欲と無責任の代償としての経済の混迷、政治の貧困から人々が解放され、かつ希望ある社会を創造し、経営できるのか、を問う。すでに市民の立場から、人間らしい暮らしのための公共性をデザインし、市民的な事業を成立させ、責任をもって社会を創造していこうと挑戦する人々がいる。執筆陣はそうした志をもつ人たちとその実践に共感する研究者である。また、この共同研究は、社会や公共性さらには信頼や協同の価値を忘れて近代の教義(競争、能率、合理性、利益など)に固執する経営学に終わりを宣言するものでもある。
中国湖南省江永県を中心に伝えられてきた女文字。女性たちによって作られ、女性たちだけに使われてきたこの文字は、いかなるものなのか。これらの文字で女性たちは、何を伝えようとしてきたのか。日中の研究者による総合的研究成果。