水田宗子、尾形明子、岡野幸江、姜尚中、田代親世による白熱のシンポジウム。初恋・記憶・喪失のドラマ「冬のソナタ」から浮かび上がる日韓性差文化、家族、そして社会の変化。
質的研究の地平を切り拓きつつある研究者たちが自身の研究を事例として手法や手続き、研究に臨む姿勢などを紹介・解説。
性が、いとも手軽にもてあそばれている今日、あなたの知識は間違いだらけではありませんか?男のからだも女のからだも、きわめて精緻な構造と生理によってつくられた賜物。深い愛と尊敬のなかで正しく理解されることが期待されているのです。若い世代に遺された笠井博士の「遺言」。
綿密なフィールドワークと地に足がついたフェミニズムの視点で「嫁」から「女性」への社会的地位の変遷を描き起業や食と農を結ぶ農村の新たな動きから食・農のグローバル化への対抗戦略を探る。
他の人が手をつけていない新しい研究を行い、後進を育てた多くの日本の自然科学者の中から、女性研究者14人と、積極的に女性研究者を育てた男性研究者5人を紹介。
病理学の内容をどれだけ体得できているかをチェックするための問題集。マクロ写真、ミクロ写真を鍵に、臨床情報を参考にしながら問題を解く。
患者と医師の満足度を高める「臨床の知」が満載。試行錯誤しながら診療を続けるすべての医師のためのヒント集。
歴史人口学と家族史が、国際的な視点から双方の研究成果を突き合わせ、新たな家族史研究を生み出す契機を見出す。
「女性/男性」というジェンダーの視点からみることによって、この世界はどう変わってゆくのだろう。「性別」という「当たり前(自明)」だと思われているものは、どのように作られてきたのか。学問と性別を理論的、実践的に問い直し、性と、その欲望をめぐる政治とは何なのかを解き明かす。
元気に毎日を送るための心理学的なコツを精神科医が伝授。オンナの心の悩みがみるみる消える。
蒐集と偏愛の博物学が全盛を迎え、階級社会が栄華をきわめたヴィクトリア朝の英国は、ダーウィニズムと宗教との軋轢やフランス革命の余波に揺れる変革の時代でもあった。そんななか、近代昆虫学はいかに「科学」として確立していったのか?帝国主義による採集地域の拡大、農業利益の追求や社会モデルとしての生態研究など、言及される機会が決して多くはなかった挿話の数々を、当時を物語る数十点のユニークな稀少図版とともに詳述する。
国境を越えるフィリピン人たちの日常と「戦術」をみる。国境を越えて広がるネットワークのなかで多様な背景をもつフィリピン人たちは、様々な問題にどのように向き合い日常を生きているのかー個人を中心とする民族誌の実践。