人種、民族、ジェンダー、階級、宗教、セクシュアリティ、さまざまな背景をもつ現代の若者とヤングアダルト文学の主人公たち。そのあり方をポスト構造主義理論で読み解く。
今回、この本は、講演して回っている内容をまとめました。まず第1章は、「うちの子大丈夫かしら?」と子育てに不安をかかえているお母さんへ、「大丈夫、順調よ!」というメッセージを綴りました。第2章では、中学生・高校生の子どもたちが、自分自身を本当に大切にし、思春期という子どもとおとなの間をいったりきたりのこの時期を、自分らしく成長してほしい。そして素晴らしい自分を見つめるために、性教育をふまえた「いのち」の大切さを、中学生に語ったものをまとめました。
わが国の平均寿命は世界最長の域に達し、多くの人が長い人生を享受できる時代となったが、その故にその人生を健康に過ごすことがますます重要な課題となってきた。本書は、人生を「揺りかごから終焉まで」世代を追い、その折々の健康についての諸問題を平易に解説したものである。
自殺、ひきこもり、リストカット-つまずいたまま、立ち直れない若者が増えている。つまずく若者につきあってきた一介の精神科医の実践記録。専門的な事項については、コラムという形で簡単な解説を加えている。
厳選された状況設定だから、これだけおさえておけば大丈夫。第20回の国家試験問題を収載して、内容も充実。
十六歳のノラは、自分が生まれる直前に亡くなった姉がいることから、幼いころより死は恐ろしいものと思っていた。モルモットのロリ、犬のチクタク、アメリカの伯母、若い叔父ーまわりで続くいくつもの死に、不安は増していく。ボーイフレンドや親友がさしのべる手も、ノラの心の奥深いところまで届かず、恐怖はじょじょに体の変調となって現れるようになる。そんなある日、父親の不倫をめぐる両親のケンカを耳にしたノラは、耐えきれず、大量の薬をのんでしまった。目覚めたところは、思春期病棟ー心を病んだ少年少女たちが守られ、回復してゆく場所だった。ノラも、医師との面談や、仲間の少女との交流によって、しだいに自分をとりもどしてゆく。そして母との面会のさなか、ついに、ノラは抑えこんでいた感情を爆発させ…?繊細な少女の心の彷徨と再生を綿密な取材にもとづいて描き、静かな感動を呼び起こす一冊。10代〜。
いじめ、暴力、万引き…あなたの大切な子どもを加害者にしないために。思春期の問題行動の核心に迫った元家庭裁判所調査官の手記。
子どもへの教育は、何でも早ければ早いほどよいのか?大人の脳細胞は死滅していくだけで、学習には遅すぎるのか?著者のサラ・ブレイクモアは、行為と自己意識に関する脳内メカニズムについて、ウタ・フリスは、他者の行為や表情から、その意図や心的状態を推測する機能について研究している。「認知神経科学」という新しい分野の第一線で活躍する二人が、最新知見から早期教育や生涯学習に関して「本当のこと」を明かす。
「つまらない部活です」ひねくれた紹介文を見て、佐々木一兎は映画部に興味を持った。家の事情で二カ月遅れの高校生活を始めた一兎は、期待と不安を抱いて部室を訪れる。そこにいたのは、オモチャの拳銃を持って踊る長谷川志甫と、傍若無人な工藤尾褄。一兎を「君にはすることがない」と追い返すのだった。失意の一兎は帰り道、志甫と共に何者かから巨大な武器で襲われる。彼女を助けたい一心の一兎は“ある能力(パラベラム)”に目覚めて!?サイコアクション登場。
子どもは二度“誕生”する。このチャンスを活かすのが子育ての重要ポイント。子どもは乳児として誕生(「第一の誕生」)してから、思春期の入り口でもう一度誕生(「第二の誕生」)し直す。これは、子どもが母親に甘えられる最後のチャンス。こんなときこそ、しっかり抱きしめて母親の愛情を確認させてあげ、信頼関係を確認させてあげれば、子どもはまっすぐ育つ。子育ての確かな「知識」を徹底ガイド。