ゆるぎない信仰とロマンに溢れた暖かな提言。“人間の生命現象”そのものに聴くことから出発して、今日の家庭教育・学校教育が失いつつある、若者のいのちの態系を支え導く環境に“なくてならぬもの”、“究極的なもの”の意味を問う。
子どもの心は人間らしく豊かに育っているか。子ども(人間)にとって大切な何かが見失われようとしてはいないか。特に大切な思春期の節目。さまざまな子どもとの出会いを通して考える中学生の心、教育の原点。
非行・登校拒否・摂食障害…。思春期・青年期の諸問題を家族関係のなかから検討する。その現在と未来。
登校拒否の子どもたちに必要なのは薬ではない。積極的な治療の必要性を痛感する精神科医の立場から発言する。
心身医学はストレスの増大する現代において、ますます臨床医学の基幹としてその重要性が認識されつつある。しかし臨床の場でそれを実践するには、多くの協力・理解と経験が必要となることはいうまでもない。今回、私どもは心身医学を実践している経験を生かして、看護婦を主体に「心身医学的ケアとその実践」と題したテキストを出版することにした。
ノアと別れなければ、こちらが生きていけない。だが、いつ、どの施設に…自閉症児ノアの記録、完結篇。
心は堅く閉ざされ、さまざまな問題が噴出するかのようにみえる時。思春期のただ中にある子どもを見守るこころ、人間教育の場としての家庭の役割を説く。
いま、思春期や家庭の意味を問いなおす時-政治的・経済的な攻勢にさらされながら「生命と生活を守る」拠点である家族・家庭を守るために、わたしたち自身のネットワーク、社会的なしくみをどう創造したらよいのか、家族の生き方と結びつけた生活リズム・家族関係の立て直しが急がれます。思春期の内と外からのゆさぶりに悩む子どもたちの生活の見直し-その原動力としての「食」生活の再創造と心と体の安定にむけての展望と示唆を与える最良の書。
本書は、長年にわたり警察庁科学警察研究所で非行問題にとりくんでこられた著者が、非行の入口でさまよっている思春期の少年少女たちによくみられる事例を通して、なぜ非行の道に迷いこんでしまったのかを、彼らの心の内面まで立ち至って解明している。