発達段階の特徴と疾患の理解から看護過程の展開を学ぶ、小児科の混合病棟化、臨地実習事例不足などの困難を打破する、小児看護の展開を手助けする待望の手引き書。
子どもの臨床心理学や児童精神医学の書物は今ではかなり出版されているが、一人の著者がさまざまな障害や疾患について記述したものは少ない。そして客観的な説明というより著者の個人的意見や願望を織りまぜて綴られたものはあまり見当たらない。そのようなことから、子どものこころの臨床家としての体験を折にふれ書いてきたもをまとめたもの。
本書は、看護者が専門教育を受けたという自負心から、患者やその家族、ないしは疾患を無意識的に自分からはかけ離れたものとしてみようとすることを否定する視点から書かれている。しかしだからといって患者と一体化し、その悲しみや苦しみをわがことのように受けとめようとする看護者になることを望んだものでもない。臨床の知とはあくまでも、看護者-患者の相互性の中に見いだされるべきなのであり、本書の目的は、その相互的な関係性の中に存在する自己と他者を再発見する基礎を学び、将来それを展開していくところにある。
第2版では、次のような点に留意して改訂を行なった。データをなるべく最新のものに改めた。厚生省で「成人病」を「生活習慣病」として基本的な考え方に変化が生じたので関連箇所を改めた。第2章の発達理論の項に、看護学校教育において古くから活用されているハヴィガーストを追加した。最近大きな社会問題となっている、児童虐待、家庭内暴力、老人虐待などについて、それぞれのライフサイクルの中に書き加えた。
本書の「初版」が上梓されたのが1977年のことで、「増補第2版」は1981年に出された。改訂したい点は多々あったが、日々の多忙にかまけていくつかの要点を増補するに留まった。それからかなりの年月が流れ、この度ようやく改訂の作業がまとまって、「新訂第3版」を出すこととなった。
それでなくとも思春期は扱いにくい時期と昔から親を悩ます傾向があったわけですが、今日の子どもの問題は、それに輪をかけて親を不安にしているようです。本書はそのような親の不安に応え、今日の中学生の問題が生じる背景や意味を明らかにし、親が子どもとどう向きあえばよいかをできるだけリアルにかつ深く考えることを目的に書かれました。
新しい生命が誕生する瞬間は、何ものにも代えがたい。幸せな妊娠・出産・育児をしてほしい。生命の輝き、産婦人科医が「十代の性」の現実をえがく。
「子どもがやせ衰えていく」「娘がかくれて盗み食いを」「食べ出したら自分でも止められない」。過食症・拒食症を抱える本人とその家族の悩みは深い。一見簡単にコントロールできそうなこの問題は、実は本人の生きづらさ・自分さがしというこころの深層に根を張る、成長の節目に待ち受ける落とし穴。本人と家族がともにその節目を乗り越え、新しい自分になって歩き出すために、本人と家族のもつ力を信じ、支える家族療法。
本書は私たちのみじかな健康と食事の問題を12のテーマについて解説し、そのテーマに沿ったレシピをそろえました。新しい料理を1日に1皿作っていただけるように、336のレシピをご紹介いたします。1週間分を、肉を使った料理、魚料理、大豆製品の料理、卵料理、野菜料理、デザートと区分してメニューをたてました。お料理初心者や男性の皆様にも楽しくキッチンに立っていただけますよう、どれも簡単にできるおいしい料理です。
思春期の子どもに、大人はどうかかわればよいか!精神科医からのアドバイス。
中学時代は人生を左右するんや。子供も親も先生も、輝いていきましょうや!嘉門流“オリジナルな青春”のすすめ。