本書は、著者が長年の臨床経験からもっとも「縁があった」とする強迫症とその周辺(境界例、対人恐怖症、思春期・青年期患者の精神病理、分裂病)に関する治療論的な論文集である。
思春期は子どもから大人に向かう不安定な年頃。この時期、生じやすいこころの揺れや病い-不登校、拒食、非行、対人恐怖、うつ、精神分裂病、いじめ等々。その原因や背景はなにか。家族や学校、今日の風潮についてはどこに問題があるのか。親や教師、医師の対応の原則とはなにか。子どもとの適切な距離を保てない親や大人になれない若ものの急増、個別生徒に目の届かない学校の問題を含め、思春期精神医療の第一人者が、30年にわたる臨床体験から、広い視野と深い洞察をもって考える。
月刊「精神科治療学」にこれまでに掲載された「心的外傷・多重人格」に関する論文を収録。重要文献が満載。現在は品切となっている号の論文も含め、資料的にも貴重な論文をそのまま掲載した。
子供市場で勝つためのマーケティングバイブル!心理学博士でマーケティングコンサルタントの著者が、年令差・性差・アピール度・キャラクタ作りのコツ・ネーミングその他手法や手順を多くの具体例でわかりやすく語る。
近年の科学文明の発展はすさまじく、医学・生物学の分野でも驚くべき発展がなされています。この勢いは来世紀においても続くものと考えられます。産科婦人科領域でも同様に、従来の考え方を大きく考え直さねばならない事項が存在するようになってきています。このため、現在の医学知識を十分理解し、医療に万全を期するためには、基本的医学知識を正確に修得、理解しなければなりません。本書は従来の基本的知識に加え、新しく発展をとげた研究成績も積極的に取り上げ、従来の単なる暗記型の学習を反省し、理解しながら知識を修得できるように、脚注を活用しました。特に生殖医学の分野での進展に伴う新しい知識の獲得、分娩に関する新しい知識の応用、婦人科領域でも悪性腫瘍に対する考え方も大きく変わりつつありますし、内視鏡下手術の導入など、従来の単に臓器を摘出するとの考え方ではなく、将来の生殖機能の保存やquality of lifeの問題も重視しました。
本書は1993年、栄養学の内容を年齢、性別などの対象ごとに区分けして学習するために編述されたものである。以来、各章ごとの区分けが比較的平易に、内容も入門的に理解しやすく記述されているとの評価を受け、初版以来若干の修正を加えながら増刷を重ねてきた。しかし、このたび1999年より「第六次改定日本人の栄養所要量」の策定運用に伴い、従来からの記述内容との整合を図る必要性を生じてきた。2000年から施行される介護保険法では、栄養指導、給食管理などについても、単に老人のみを対象とするだけでなく、各対象区分ごとにおける幅広い知識とその応用能力があってこそ、老人介護に成果をあげることができるものと思われる。現在、栄養士養成諸機関において、カリキュラム改訂を含め、21世紀にあるべき新しい栄養学の分野や方向性が検討されている。これらのことを念頭に、本書も図、表を含め一新を図った。
21世紀の幕開けを機に、糖尿病をもつ小児および思春期の青年のQOL向上を目指して、糖尿病管理のガイドラインを示したものが本書です。本書の内容は必ずしもすべてが学術的証拠に裏づけされているわけではありませんが、日本の小児・思春期糖尿病専門家の臨床経験を集積したコンセンサスガイドラインといえます。
本書は思春期の暴力に関する対応と援助の要諦を説いた実践的な臨床書である。暴力を振るう若者を理解するためのキーワードとして、「臆病な自尊心」「尊大な羞恥心」の二つをあげ、臨床家としての視点から、今子どもたちの心に何が起きているのか、どうすれば立ち直らせることができるかを、事例に沿って詳述した。子どもの暴力のみを取り上げることで親の暴力を見逃す危険性を指摘し、暴力を生む条件としての虐待、PTSD、憑依・多重人格、また治療困難な来談しないケース、重症例のための入院治療の実際までも紹介している。
唇裂鼻における手術手技をほぼ網羅!最新の手術術式や治療材料などの改善・進歩をふまえ、豊富な写真とシェーマにより、詳細にかつ分かりやすく解説!形成外科をはじめ、耳鼻咽喉科、口腔外科など、唇裂鼻の診断と治療に携わる方にとっての最良の手術手技書。
1997年の初版以来、医学の進歩により、とりわけ遺伝子解析の進歩により、原因不明であった多くの疾患の責任遺伝子が解明された。さらに、治療薬および治療器材にもさまざまな改良がもたらされ、一方今まで用いられてきた薬剤の一部が販売中止となっている。そこで、ここに改訂版を刊行。
本書は「私立中高に初めてわが子を通わせるご父母・保護者」に向けた本。中学受験を終えて、新しく始まる中学校での学校生活。その新生活のなかで、「どんなことが起きるの?」「こんなときはどうしたらいいの?」という不安や疑問に対して、先輩お母さんと進学塾や専門家の先生、そして私学の先生から具体的なアドバイスをもらった。