“かけがえのない自分、社会のなかのちっぽけな自分”大きな自己像と現実の間で揺れ動く青少年の心。自らの存在の誇りを打ち砕かれた人びとのために、教育、精神医学、心理学の第一人者がサポート。
本書は、こころの問題で受診してきた患者に対して、救急医と精神科医がそれぞれどのような考え方でアプローチしているかを「綜合臨牀」に2年半連載したものをまとめたものである。
本書は「子ども相談」の全般について、児童福祉を学ぶ学生や、相談の現場に勤務なさっている方々、そして子育てに悩んでおられる親御さん方のために書き下ろしたものである。著者の経験に基づいた実際的な知識を紹介し、あわせてその基盤となっている理論・技術・姿勢について平易に解説した。
「母性看護学概論・母性保健」は、母性看護学を学び始めるための出発点となるものとして、社会的視点に重きをおいて構成した。すなわち、1994年にカイロで開催された国際人口開発会議、翌95年に北京で開催された世界女性会議でも謳われ、その後のわが国の母性保健政策でも不可欠の視点となっているリプロダクティブ・ヘルス/ライツを基本に置き、今日の社会に生きる女性や家族が母性領域で抱える新たな問題とそれに対応する看護職者の役割に多くの紙面を費やした。「女性のライフサイクルと母性看護」では、思春期/成熟期/更年期・老年期の女性の特徴を理解し、それぞれの母性領域で抱える問題とその対応としての治療と看護を学ぶことを目的としているが、ここでは多様となった女性のライフコースや意識を踏まえ、リプロダクティブ・ヘルス/ライツの視点からこれをまとめている。このような観点からみると、それぞれの期にある女性の身体面の理解と看護に加えて、それぞれの期に特有の問題が重要であり、メンタルヘルスケアのアプローチにも力を入れて解説している。
基礎から演習・実習、保育所・幼稚園の実例まで学べます。各ステージごとに、理論と献立の結びつきを実感できます。保育士養成課程の新カリキュラムに対応したテキストです。
本書の目的は、まさにそこにあり、人が誕生してから一生を終えるまで、すなわち妊娠や分娩、加齢などに伴う人体の構造や機能の変化、栄養状態の変化などについて理解し、さらに栄養状態の評価や判定(栄養アセスメント)の基本的な考え方を習得することである。また、健康維持・増進および疾病予防のために栄養素の機能等を十分理解し、健康に影響を及ぼすリスクの管理について基本的な考え方や方法を習得することを目的としている。
本書では、思春期の子どもをもつ母親がよくいだく不安・疑問をはじめ、思春期の子どもがとりがちな言動、陥りそうな問題をできるだけ数多くピックアップ。解決の指針を示し、具体的なアドバイスを心がけた。
あなたは、自信がありますか?この問いに、いったいどれくらいの人がYESと答えられるだろう?われわれは、なぜ自信を喪失してしまったのか?不安な気持ちは、子どもだって同じこと。長年、大学教育に携わってきた著者が、4カ国、4千人の中学3年生のホンネを徹底調査。「ウザイ」「関係ないじゃん」「別にー」…子どもたちの言葉の裏には、さまざまな思いが隠されている。次代をになう彼らが、押しつぶされる前に、学校で、家庭で、社会でわたしたちができることを提言する。
本書では、まず人の一生が始まる前の時期として、母性の妊娠期と授乳期について述べる。続いてライフステージを、新生児を含む乳児期、幼児期、学童期、思春期、青年期、成人期、高齢期に分けて解説する。ライフステージ別栄養学に続く章では、労作については肉体的労働に加えて精神的労働にも言及し、また運動に関してはある意味でアブノーマルな運動選手などは対象外として一般人のみを考え、さらに現代社会に増加しつつあるストレス関連をも取り上げる。最後に、低温・高温、低圧・高圧、夜勤・海外旅行、騒音・振動などの、特殊条件にある人びとを対象とした栄養学に言及する。