現代の精神科領域は新しい課題を背負っている。家庭内暴力やアパシー,境界例など従来の疾病概念や治療技法があてはまらない多種多様な病態の解明である。こうしたパーソナリティの発達障害が主題となる思春期・青年期の障害をめぐって,さまざまな仕事が成されている。その理論と実態はどのようであるか,本書では,現在この領域において有力な7人の理論を取りあげた。
人々の健康への関心が高まる一方の昨今であるが、「健康維持・増進」の最も基本とされる食生活は、必ずしも「科学的」に実践されているとは言い難い。栄養素摂取の望ましいあり方に関する学問的知見は、近年著しく変貌してきているが、今なお完璧ではなく、今後とも研究の進歩によりさらに変化していくものと予想される。このような諸状況に対応するために書かれた本書は、栄養士、管理栄養士、これらの資格取得を目指す人は勿論のこと、その他健康管理に興味ならびに携わる人のために書かれた「科学的な食事作り」の実践書であり、調理や集団給食の実習と混同のないように著わされている。現時点における学問的成果をできるだけ正確に踏まえ、どのような目的のために、どのような食事作りが必要かを意図して著されたものである。
不思議の世界、こころときめく世界が開かれ、迷い、焦り、混乱する日々、思春期。過ぎ去ってしまったものにはなつかしいけれど、その中にあるものには答えの出ないもどかしい日々。カウンセラーたちが見た子どもたちの生の姿。子どもたちがたどりついた自らの魂のありかー。
孤独を恐れるな。ありのままの自分を大切にして欲しい。「人が人を傷つけたり、無視したりしていいわけがない。君は家族にとってかけがいのない命だから」ヤンキー先生こと義家弘介氏が子供達の悩みに熱く答えます。
親友と行った大阪万博、深夜ラジオ聴きながら一夜漬けの試験勉強、ボーリング場でデート、そしてファーストキッス、みんなではじけた文化祭、それぞれの旅立ち。一瞬一瞬が輝いていたあの頃、思い出の70年代を少女の日記に託して綴る。
育て方が間違っていたのかしら…?理解を越えたわが子の言動に戸惑ったときー。金盛流思春期の処方箋は、禁・指示、禁・干渉。黙って見守るーもっとも難しく、かつ、もっとも深い愛情表現です。ありのままの子どもを愛するヒントがここにあります。
波乱万丈の夢追い人生。自分に正直に生きることをモットーに歩んできた道。戦時中の大空に架けた情熱をふりかえる時、自分の原点を見出す。
本書は、小児科の臨床でしばしば問題となる主な症状について、その考え方と主な疾患を簡潔に述べたものであり、さらに各章に実際の症例が提示されて各章のまとめができるように工夫されている。
青年期の家庭内暴力や思春期やせ症など、あるいは対人恐怖症や境界例などに対する関心が、近年臨床家のあいだで高まっている。その趨勢に応えて初版では、経験豊かな12人の臨床家がそれぞれの疾患にアプローチする技法を公開した。今回の増補版では、昨今増加が著しい過食症や学生アパシーが加えられた。また、ロジャーリアン、エンカウンター、森田、精神分析の各立場からの技法論が新たに加わった。