旧版では病原ウイルス各論としたところを、改訂にあたって感染臓器別に論述した。それぞれ一長一短あるが、実際に患者と医療従事者は『風邪をひいて』とか、『胃腸の調子がおかしくて』とか言って医療機関で会合する。何々ウイルスに感染したというのは、診断が定まってからのことである。現場の感染症医療を重視したつもりである。
臨床実地でエビデンスを“使いこなす”ための、とっておきの12の話。
複数の慢性疾患を抱えた高齢者が救急受診したら、何をチェックすれば見落としを防げるのか、本書が指針を示します。
Ver.2待望の刊行!“エビデンスを使いこなす”ための新しい真髄がココにある!
本書は、外来や病棟での臨床実習や試験前の対策に役立つMinimum Requirementを本文とは別に各項目のはじめに記述した。また、症候群の章では、外来での問診の際にすぐ参照できるように、主要症候毎に問診項目・鑑別診断を整理し、Minimum Requirementとした。尿路性器癌における遺伝子や泌尿器腹腔鏡手術に関する項目など、医学生のみならず泌尿器科研修医にも有用な最新の進歩を記述した。また、癌化学療法と放射線療法に関する章を設けるなど、多くの分野を包括する泌尿器科学をよりよく理解できるように工夫した。臨床医なら誰でも知っていなければならない、泌尿器科での最重要ポイント10項目を、本書の最後に一章を設けて簡略に記載した。
『MGH麻酔の手引』は、最近の麻酔法を網羅するよう、書かれたものである。本版においても、麻酔実地上の“基礎”に重点をおいた。このマニュアルは麻酔科医、トレーニング中の麻酔科レジデントや麻酔士、医学生、看護婦、呼吸療法士、およびICUや回復室において患者の治療に携わる人々に容易に正確で実際的な知識を与えることができるよう配慮されている。
本書は病態生理、診断、通常の皮膚疾患の治療について最新の情報を提供している。診断手技、外科的および光生物学的手技は共に理論的・実際的な用語を用いて説明してある。皮膚疾患の薬物の薬理学、構造式、さらには正しい用法と共に商品名と一般薬名の双方を記載し、現在の費用も記した。
よりわかりやすくなった世界標準の免疫学テキスト!“免疫”という奇跡のしくみを理解し、今求められる「免疫学のリテラシー」を育む。
本書の目的は、神経内科や内科のレジデントのみならず、学生、内科以外の医師および研修医を対象にし、よくみられる症状、徴候から、治療可能な神経疾患および神経救急疾患の診断と治療についての流れを解説することにある。本書は、神経内科的主訴および症候を解釈し、診断と鑑別診断のプロセスを理解し、適切な治療方針への一連の流れが理解できるよう構成されている。