83〜92回の問題の正答率一覧を掲載した。必修問題対策として、出題頻度の高い重要疾患の主要症候からみたプライマリケアの要点を各疾患ごとに簡潔にまとめ、例題をあげた。問題の掲載は近年の国家試験の分析を踏まえ、合格のために必要十分である83〜92回の全問題を掲載した。79〜82回の一般問題は一問一答形式にし、練習問題として活用できるようにした。臨床問題、マイナー科目に関してBSL等で役に立つ問題については、82回以前であっても必要最小限の問題に限り掲載してある。ガイドラインにあわせて、一般問題では「チェックポイント」、臨床問題では「傾向と分析」を掲載して問題の分析・分類を行った。既に廃止された形式の問題に関しては、問題形式を変更して、「1つ選べ、2つ選べ、3つ選べ」というように、四肢複択式、四肢択一式の問題に変更した。一部の問題においては選択肢の一部を変更あるいは追加し、国家試験の問題の形式に改めた。画像の精度をグレードアップし、より判読しやすいものにした。2000年度版。
生体防御機構の内幕や防御研究のおもしろさと方向性が読み取れるように企画された書物。
本書は、まず鑑別診断の表またはフローチャートを入れた。また、各種呼吸器疾患について、疾患概念、病態、診断のポイントについても概説し、それぞれの治療法について、処方例をあげて判りやすく解説した。ここでは、呼吸器疾患としては主要な呼吸器疾患をほとんど全て網羅しており、必ずしも薬物療法のみならず、治療法全般についても解説した。
本号は平成10年9月13日に岐阜、長良川国際会議場において開催された第18回産婦人科漢方研究会学術集会の講演内容を論文集としてまとめたものである。今回の主題にはシンポジウムとして「高齢者と漢方」をとりあげ、一般講演で関連するものをワークショップとしてまとめ5題行い、会長講演として「産婦人科漢方とコントロバァシー」として、今後の漢方のあり方などを考えてみた。
古来、疫病は、社会を変え、歴史を変え、人々の世界観を変えてきた。いま、新たな感染症が懸念される時代に、人と病との長い歴史から、疫病の意味論を読む。
トータルケアをめざす新時代のエンサイクロペディア。
呼吸器、循環器、消化器、肝・胆・膵、血液、内分泌・代謝、神経、腎臓、膠原病、アレルギー、感染症などの内科系疾患をとりあげたコンパクトな処方集。外来で遭遇する機会の多い、精神科、整形外科、泌尿器科、耳鼻咽喉科、皮膚科、産婦人科、中毒についても収載。約300疾患別症候に対して、約1000の処方例をあげて解説した。医薬品索引付き。
好評第4版を大幅改訂!!全編にわたる見直しを行い最新知見をフォロー。新規増補項目40編を加え、本文200ページ増。使いやすい2分冊、各巻末に総索引を収載。最新の内科学テキスト。
今回本書に取りあげた項目の中には、新しい研究業績を紹介することはもとより、今日用いられている検査法や診断、治療法の進歩も採用し、日常の診療の向上にも役立てて頂けるように配慮してある。本1999年版にも興味深いReviewが多数寄せられている。睡眠のリズムを形成する時計遺伝子、老化を支配する遺伝子や神経の再生、髄鞘形成の分子生物学など、脳の機能の解明や今後の神経機能再生に向けた研究の展開に示唆を与える重要な研究成果が含まれている。
臨床で薬物を用いる際には従来の基礎薬理学の視点とはまったく逆の視点から眺める必要があり、臨床薬理学の教育の必要性がここにある。そこで本書では疾患から薬物を眺めることにし、各々の疾患の病態生理をまず理解したうえで、それに基づいた最新の薬物治療をまとめるようにした。薬物治療学をこれから修めようとする医学・薬学生・病棟薬剤師、研修医さらにMRの研修書として本書を企画した。
本書は、放射線科・内科のレジデントのために書かれたものであり、胸部放射線の読影に役立つことを目的としている。本書の一部では小児の画像診断についてもふれているが、主要部分は成人の画像診断である。
感染症対策の歴史的経緯や社会的背景を踏まえて、O157感染症やエボラ出血熱等の課題に対応した新しい時代の感染症対策を構築するための「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」が、衆参両院における修正を経て、本年9月25日に可決・成立し、平成11年4月1日に施行される予定となっています。今後、法律の施行に向けて政省令や基本指針の策定等を行っていくこととなりますが、本書は、それに先立ち、法律とその基本的な考え方の概要を速報として紹介したものです。
旧版では病原ウイルス各論としたところを、改訂にあたって感染臓器別に論述した。それぞれ一長一短あるが、実際に患者と医療従事者は『風邪をひいて』とか、『胃腸の調子がおかしくて』とか言って医療機関で会合する。何々ウイルスに感染したというのは、診断が定まってからのことである。現場の感染症医療を重視したつもりである。