「勘に頼らない技術を求めても、結局は勘に頼る部分が少なからずある」「過去の事例と比較しても、元のコストがまちがっていれば誤りの連続になるし、すぐに陳腐化する」そんなジレンマに悩む方のために、大規模システムを多数経験してきた著者が、最小限のコストで最大の効果を得る「勘と経験」の本質を教えます。
日本の医療は、国民皆保険制度と自由開業医制度にうらづけられて、いつでもどこでも誰でも、自分の選ぶ医療機関にかかれるという優れた側面をもっているが、療養環境や医療関係スタッフの数の少なさという面では、先進諸外国にくらべて著しく劣っている。さまざまな制約のなかで、諏訪中央病院は日本の医療の限界を突破しようとして、数々の挑戦を行なってきた。病院医療の質の向上をめざすと同時に、はじめは保健の分野へ、そして、高齢化社会を迎えて福祉の分野への挑戦を行なってきた。本書はその記録である。
労務管理とは、企業ができるだけ大きな剰余価値を生産し、より多くの利潤を獲得するために、商品としての労働力を購買し、それをもっとも能率的に消費するための管理である。本書は、現代企業における労務管理の科学的・総体的な分析をこころみたものである。とりわけME(マイクロエレクトロニクス)化がもたらす労務管理への影響と、「労働の人間化」(QWL)について欧米のみならず、日本の問題に焦点をあてて分析している。
ME技術革新によって、大量生産を前提とした労務管理のパラダイム自体が大きく変わろうとしている。この労務管理の最先端の変化を、ありのままの事実に沿って把握し、そこから新しい理論を形成することが求められている。本書は、できるだけ多くの事例研究を含めることにより、変化を具体的に明確に記述するように心掛けた。
人間教育としての性・エイズ教育、豊富な指導案の紹介、子どもがよくする質問に具体的に答えるQ&A、知っておきたい用語集など、困った時すぐに使える実践の本。諸外国の最新の性教育事情など、授業に役立つヒントも満載です。
日本は技術志向の国であり、世界の技術革新にきわめて敏感である。-そのバックグラウンドになっているものは何か?技術力の獲得は長年にわたって日本の国策であった。-日本独自のシステムとは何か?そして21世紀に向けて、日本がリーダーとなる分野は何か?元アメリカの大使館科学技術担当参事官の筆者が、自国のシステムと比較しながら、躍進する技術力を正確に分析したレポート。
言語学と第二言語・外国語教授法研究は近年多大な成果をあげている。言語習得理論とコミュニケーション能力獲得のための指導法を中心に、日本の英語教育に役立つ研究をとりあげ、わかりやすく解説して紹介。言語の機能と談話分析を含めた社会言語学の現状、大脳生理学・神経言語学と外国語教育のかかわり、外国語学習開始の時期等、興味深いテーマをとりあげ、創造的な英語教育のための実践的示唆に富む情報を提供。
現場の第一線での経験をもとにより安全により適切に放切性同位元素、放射線を取り扱うためのノウハウを集大成。
透析治療が長期化するにつれ、また糖尿病性腎症に由来する腎不全患者が増加し、患者の高齢化が進むにつれて、様々な慢性合併症が深刻化している。慢性合併症と、糖尿病性腎症に関する知見を大幅に加えた改訂増補版。