円高不況、日米経済摩擦、国内経済の空洞化、大失業時代の開始等、今日、日本経済は空前の混迷を迎えつつある。高度成長によって形成された日本現代資本主義の実態を包括的に究明し、日本社会の危機の根源を明確にした、比類なき渾身の力作。流動する日本経済の徹底的解明!
環境問題の現状とその背景、国際的国内的状況をとらえた上で、環境教育というものの概念と役割を概括的・多角的に論じる本シリーズ総論編。
同和教育から共生教育へ。共生しなければ生きていけない-。個人主義に立脚した人権思想を基本としながら、21世紀の教育課題、人間の尊厳の確立と平和社会の構築にむけた教育として、日本の実状に即した「共生教育」を提起する。
グローバリゼーションが急速に進行し、世界の均質化が進むなか、自我を形成できず、他者、そして自分自身への無関心に閉じ込められる子供たち。あるいは狂暴な衝動に捉えられる子供たち。不運な子供たちの精神の回復のために、今、「学校」や「教育」はどう変わるべきか。公共空間と「知」の復権。
本書は透析療法のもつ問題点に焦点を絞り、原因と対策、今後の展望を広く自由な立場から論じるだけでなく、連載講座により透析医療に経験が浅い方々の学習に役立ち、さらにはコメディカルの方々の疑問や悩みにも答えるなど、医療の職種、経験を超えて多くの方々に有意義な内容を、読みやすく読んでいただくことを念頭に企画している。
本書は、日本の大学・大学院への進学を志す外国人留学生を対象に、初級段階のクラスで用いられる教科書として編まれたものである。
地方圏におけるベンチャー支援に焦点をおき、現行の支援制度を分析し、問題点および課題を摘出・解明するとともに、今後のあり方や方向性を探る。
看護・医療の現場が困難な状況を迎えている今、高度なスキルを持つエキスパートナースの存在が強く必要とされている。本書では、看護・医療の質保証に大きく貢献し、困難な現場を担い、かつそれを変えていく「エキスパートナース」のなり方、育て方を紹介する。
本書は、健康を、単に疾病がないとか、虚弱でないだけでなく、身体的にも、精神的にも、社会的にも、スピリッチャルにも、そして、QOL(クオリティ・オブ・ライフ)をも含めてとらえ、人間のWell-Beingを問うものである。また、ストレス・マネジメント教育を健康心理士(健康心理カウンセラー)、学校心理士(スクール・カウンセラー)、臨床心理士(クリニカル・カウンセラー)の立場からそれぞれが検討した。
本手引きは、介護実習の現状に鑑み、平成14年度社会福祉・医療事業団(現独立行政法人福祉医療機構)長寿社会福祉基金の助成事業により「介護実習指導者マニュアル作成委員会」および「介護実習指導者マニュアル作業部会」を組織し、介護福祉士の養成過程で重視される「介護実習における実習指導体制のあり方」に焦点をあて、検討いただいた結果をとりまとめたものです。
バイオテクノロジーの発達により、根源的再考を迫られる人間概念と生命の倫理。われわれは未曽有の危機とともに、新たな生命論、身体論、人権概念の誕生前夜というスリリングな時代に遭遇している。拡大する問いの圏域、過熱するコンフリクト。科学・哲学・教育・社会・生態から領域横断、融合的にとらえる生命論のハード・コア。
本書は、介護福祉士をめぐる現状と課題、新しい時代が求めている介護サービスや介護福祉士のあり方、養成施設におけるカリキュラムの内容の検討や改善提案、資格取得方法の統一や、次世代の新しい介護福祉士の養成に向けて、高度専門教育体制の構築から資格認定制度の提案など『「専門介護福祉士」の展望』として、我が国における介護福祉士教育の第一線のリーダー的研究者・教育者から、職能団体である(社)日本介護福祉士会の幹部をはじめ、現場の介護福祉士及び施設長等実践指導者の方々多数の協力によりまとめられたものである。
研修の理解度や効果を正しく測定・評価し、次の人材育成や経営成果の向上に生かす方法。
生活に結びついた医学を-「農民とともに」を貫いた地域医療の「先駆者」からのラスト・メッセージ。